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「夏バテ」を「秋バテ」にしないために今したいこと。

猛暑がやっと落ち着いてきた今日この頃。
朝晩、涼しくなってきたのに、カラダの調子が悪いなあ、と思っている方いませんか?
そのまま行くと「夏バテ」から「秋バテ」になってしまうかもしれません。
今のうちに、すっきり「夏バテ」を解消しておけば、快適な秋冬ライフを楽しめるはず。

夏に冷たいものをたっぷり食べてしまったり、冷房に頼りがちだった方は、カラダが冷え冷えに。
その冷えが「夏バテ」を呼び、このままいくと「秋バテ」まっしぐら。
まず、「冷え」をカラダから取り除いてあげることが大事。

さらに!今は、夏から秋への移行の時期。
この季節の変わり目こそ、一番不調が現れやすい時期になります。
季節の変わり目に弱りやすいのは、消化吸収機能。つまり、胃腸の調子が崩れがちに。
食欲がない、ダルイ、お腹の調子がどうもよくない、という症状が現れやすくなります。

「冷え」対策と同時に、胃腸を優しくいたわって元気にしてあげること、この2つが「秋バテ」にならないためにとっても大事なポイントになります。
このまま「夏バテ」を引きずると、秋になってもカラダが弱ったままで、風邪をひきやすくなってしまいます。「夏バテ」は今の内に解消して、秋に向けてカラダを整えたい時期がまさに今!

まず、生活面で気をつけてほしいことは3つ。
①睡眠の改善
②お風呂に入る。
③軽い運動を心がける。

涼しくなってきているので睡眠の改善が大事。寝苦しかった夏はもう終わり。早寝早起きをして眠りの質をあげ、夏に失った体力の回復を目指すべし、です。
そして、お風呂!冷え冷えのカラダを毎日温めてあげてください。ゆっくりと温かいお風呂で疲れも冷えもとってしまいましょう。
ダルサは、軽い運動で解消すべし、です。カラダを動かすことで、カラダの中から温めていくことも大事。いつもの車をやめて歩いてみる、夜寝る前や空き時間にヨガをしてみるなどで大丈夫。元気になってきたら少しずつ運動量を増やして、冬に向けて体力をアップさせておけば風邪予防にもつながるはず。

この時期はこんなものを食べて欲しい!
消化吸収機能がかなり(私をはじめ)弱っている方が多いので、そこをしっかり強化したい。
「だるい〜、食欲ない〜、お腹ユルイ〜」の3拍子が揃ってしまってる人にオススメ食材たち。
【まずは胃腸に優しい甘味!!】
長芋(山芋)、ジャガイモ、かぼちゃ、お豆腐、きのこ、卵、ゴマ、クコ、ぶどう、棗など。
ここにあげた食材はホンノリ甘いものになります。お砂糖などを使った甘さでなく素材そのものがもつ甘さ。そういう甘さをもつものは、消化吸収機能をバックアップしてくれます。

【そして酸味!!】
●梅干し、酢、梅酒など。
酸味は、酸っぱいものを食べたときにキュッとしまる感じをイメージすると分かりやすいのですが、ぎゅっとしめて汗を出にくく、さらにゆる〜くなったお腹もキュッとしめてくれます。

【忘れちゃいけない、ホカホカ食材!!】
●鶏肉、鮭、ネギ、ニンニク、紫蘇、ニラなど。
夏の間に冷たいものを食べ過ぎたり、冷房でカラダは冷え冷えになっています。カラダをホカホカにしてくれる食材を上手に使ってカラダの中から冷えをとるお手伝いをしてくれます。

【締めは秋の乾燥対策、潤い食材!!】
●白木耳、梨、白ごま、レンコン、とうふ、ユリ根など。
薬膳はオシャレと同じ!ちょっと季節を先取りして、次に来る季節にカラダを慣らしていくことが大事。秋へのカラダの移行がスムーズになります。まだ暑さの残る初秋は、カラダの火照りを取りつつ、潤わせてくれる梨はオススメです。

というわけで、最近の我が家のごはんをご紹介。

ナスのお味噌汁、モロヘイヤがけ豆腐、鰹節かけピーマンの照り焼き、卵とトマトと黒きくらげのオイスター炒め、梨&オレンジ &ぶどう、黒米 &雑魚 &紫蘇&白ゴマたっぷりオニギリ。
まだまだ暑いので夏野菜も食べます。ただ、火を通したり、ホカホカ食材と組み合わせてカラダを冷やし過ぎないように。秋の潤い食材の梨やぶどうもチラリと足してます。

素麺の坦々麺風。胃腸をホカホカにしてくれるカツオ節をベースに、秋の乾燥対策の潤い食材白ゴマペーストをたっぷり入れてスープを作りました。エネルギーチャージにウズラの味付け卵、ホカホカ食材の紫蘇もトッピング。肉味噌にはネギもたっぷり入れてお腹を温めます。やっぱり湿気があるので、モヤシで水はけ。


カレー風味の長芋 &チーズ入りオムレツ、ブルーベリーの自家製甘酒シェイク、雑魚&紫蘇&黒米&白ゴマのオニギリ、きゅうりとウズラ、トマト、真桑瓜、カボチャのお味噌汁(紫蘇とミョウガ入り)、梨、ハトムギ茶。
夏野菜はやっぱり食べています。卵、長芋、かぼちゃも足して胃腸に優しく。甘酒で菌活、エネルギーチャージ。カレー粉をちょい足しすることで、カレーに含まれるスパイスでお腹をググッとあっためています。

たくさん書きましたが、色々難しく考えず、今まで冷たくして食べてたものをちょっと温めて食べてあげたり、とにかくお腹を冷やさないように気をつけてあげることが大事。なんか調子が悪いな、疲れるな、と思ったら、とにかく温かいものを食べてよく眠るように気をつけて見てください。

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この記事のライター

柴口実菜子
柴口実菜子
予防医学食養生士/薬膳食療法専門指導士/和学薬膳®︎博士。元グラフィックデザイナー。1児の母。ドイツ・タイでの生活から、自分でできる体調管理の大切さを痛感。マクロビオティック、薬膳を学ぶ。オトナ&コドモのカラダにやさしく、おいしく、カンタンな食を日々追及中。
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