作る
2023.7.14
チェリーのクラフティと種を抜く裏技
初夏が旬のアメリカンチェリー。筆者も大好きで、出回ると毎年必ず食べたくなります。チェリーを使ったお菓子の中でも簡単でご家庭でもおすすめなのが、フランスの伝統菓子でもあるクラフティ。 今回は、クラフティの作り方と、チェリーの種を簡単に抜く裏技をお伝えします。
クラフティは、日本ではあまりなじみがありませんが、フランスでは家庭でも作られる一般的なお菓子。好きなフルーツにクレープに近いややもっちりとした生地を流して焼き上げます。 元々は、フランスのリムーザン地方が発祥で、現地ではチェリーの種ごと焼き上げますが、種が入ったままだと食べにくいのと、お子さんなどにも与えにくくなりますので、今回はストローを使って種を抜いていきます。
《材料》グラタン皿1枚分
全卵 1個
お好きな砂糖 大さじ3
薄力粉 大さじ3
牛乳100ml
チェリー10粒位
粉糖(飾り用、好みで良い)
《作り方》
①チェリーの種を抜く
②卵をボウルに割り入れ、砂糖、薄力粉の順に加えて混ぜる
③牛乳を入れる
④チェリーを並べた器に③を漉し入れ、180℃のオーブンで30分位焼く
⑤粗熱を取ってから好みで粉糖を振る
温かいまま食べても冷やしても美味しい。
まずは、チェリーの種抜き。
太めのストローの先を斜めに切って種の位置に刺し、そのままぐるっと回す簡単に種が取れます。専用の種抜きが無い時や丸ごと使いたい時などにおすすめの方法です。
娘もやってみたいと言って挑戦しました。お子さんと一緒にやるのも楽しいですね。
種を抜いて器に並べたら、次は生地作り。 基本卵、砂糖、牛乳の順に混ぜ、最後に粉を加えて混ぜるだけなので簡単に作れます。
卵が入っているので、最後は濾した方が滑らかな仕上がりになります。
180℃のオーブンで30分程焼成
ダークチェリーは生のままでも瑞々しくて美味しいですが、焼くと生とはまた違った甘さなども引き出されて優しい味わいが楽しめます。プリンとクレープの中間のような食感なので、お子さんのおやつにもぴったりです。
粗熱が取れたら好みで粉糖をかけて仕上げます。 温かいまま食べても冷やして食べても美味しいですよ。
簡単にフランスの味が楽しめる初夏のおやつ。 お子さんとのおうち時間にぜひ作ってみて下さい。
この記事のライター
- 奥牧双葉
- 長野県在住。一児の母。 製菓衛生師/只今、お菓子の企画・開発職として修業中。 これまでパティシエールとして働いてきた経験を活かし、大好きなお菓子作りや料理などを中心に、皆様に手作りの楽しさをお伝えしていきたいです。