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『カムジャタン』と『トルコライス』食べたことないのに作ってみた!

「孤独のグルメ」を皮切りにグルメ漫画ブームが再燃しました。
ドラマ化された「ワカコ酒」や「いつかティファニーで朝食を」のような、
女性がひとりで好きな食事を楽しむ漫画も増えましたね。
高校生の頃から稼いだバイト代で、学校の近隣のレストランをぶらぶらと散策し
「ひとり飯」を楽しんでいた私にはとてもいい時代になりました。
当時、私の学校はビジネス街の中心にあり、その頃はSNSなどはありませんでしたので、
ボロボロの看板などを見て、「古くから営業していて常連さんがついてそう、
美味しいに違いない!」とか、昼休みのサラリーマングループの後を尾行して、
細い路地裏にある穴場の洋食屋さんなどを発見したりと、
「美味しい店に出会う審美眼」を磨いた懐かしい思い出があります。

(こういう店は大体美味しいです。)
あれから25年、私も二児の母となり子連れではなかなかそういったお店に
気軽に行けなくなりました。それでも、「グルメ」に対する欲求は相変わらずです。
寝かしつけが終わった後、そっとスマホを開いて、ある漫画を読んでしまうんですよね。
グルメ漫画の金字塔「クッキングパパ」を…(笑)

なんと1985年連載開始です。今でこそ料理をする男性が増えてきましたが、
主人公の荒岩一味(31歳、課長)は料理男子の先駆けとして
39年前から家族の為に料理を振る舞い続けているのですよ。
会社では若手と上司に板挟みになりがりな中間管理職であるにも関わらず、
帰宅後にジャンルを問わずプロ級の料理を振る舞う荒岩さん。本当にすごいです!
この漫画では食べたことのない料理がよく出てくるし、
簡単ですが調理法も記載してくれています。
昔の回を読み返していてふと目に留まったのが
「鹿肉のカムジャタン」と「長崎名物トルコライス」!
どちらも私は食べたことがありません。
本当はお店に行って食べてみたいけど、韓国料理屋さんに子連れで行くのは難易度が高過ぎます。
それでも頭の中はカムジャタンやトルコライスのことでいっぱい!
深夜にクッキングパパを読むのは危険なんですよね~(笑)

食べたいけどお店に行けない。せっかく作り方も書いてあるし、
食べたことはないけど適当に作ってみるか!
急に思い立って夫のいない日、平日ランチにカムジャタンを作ってみることにしました!
漫画では鹿肉を使っていたのですが、さすがに気軽に手には入りません。
冷凍庫にいつもストックしている牛すじを使います。

鶴橋商店街で手に入れたヤンニョン醬、どうしても欠かせないジャガイモとエゴマの葉!
本格的な味わいに近づきそうな予感です♪
エゴマの葉以外をダシダの素を使って炊き上げます。

あれ?食べたことないし初めて作ったけどなんかいい感じじゃない?
エゴマの葉とたっぷりのすりごまが本場っぽさを醸し出していますね〜!

わわぁ〜!牛すじがプリプリ!

ジャガイモがホクホクで美味しかったです♪やはりエゴマの葉は欠かせませんね!
これがあると一気に韓国料理っぽくなります。
食べたことない料理だけど、満足できる仕上がりになりました!

翌週は夫のランチ用に『トルコライス』にチャレンジしました。
冷凍庫のストックに、スーパーで大特価だったペラペラの豚カツ、
そしてハンバーグがありましたのでこれを使います。
今回こだわったのはナポリタン!チープな味に仕上げたかったので、
私が子供の頃によく食べていた『ソフト麺』のナポリタンをスーパーで買ってきました!


これこれ!小学生の頃、夏休みや土日に母親がパパッと作ってくれるんです。

ソフト麺を炒めます。懐かしい〜!

そしてこの粉末ソースをかけて炒めるんですよね〜!
本当に懐かしいぞ〜!ひゃっほ〜!美味しそう♩
カツを揚げて、ハンバーグを焼いて、ドライカレーを炒めて…な、なかなか骨が折れました。笑
長崎名物のトルコライス。長崎の喫茶店のマスター達はは
こんなに手間暇をかけて作ってくれているのですね。本当に一度食べに行ってみたい…!


ハンバーグにかけるソースは、ハインツの『ちょっとだけデミグラスソース』で時短しました。
一人前の使い切り、かけるだけなのでとても簡単です。
オムライスにかけたら美味しいので、いつもストックしています。

さあ、出来上がりました!どうでしょう?
なかなかボリュームのある見た目。背徳感のあるメニューですね。

ドライカレーとナポリタン、カツ、そしてハンバーグにデミグラスソース。
美味しい×美味しいの組み合わせ。
みんなそれぞれ主張してきて美味しいが喧嘩しまくっていますが、
これがまたヤンチャで愛おしい…!笑

 

ボリュームタップリのヤンチャランチを食べた後はドリップコーヒーを淹れて休憩。
夫は大満足でしたが、今日のランチはなかなかのわんぱくさでした。
胃を休めなければ…笑

漫画をきっかけに作った『カムジャタン』と『トルコライス』
子育て世代は気軽に専門店に外食には行けませんが、それもあと数年でしょう。
それまでは食べたことのない料理を想像で作ってみるのもいいかもしらませんね。

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この記事のライター

こは村 こはる
こは村 こはる
ライオンのように強い母でいたい。でも、柔らかで、甘くて優しいお母さんでもいたい…そんなまるでポン・デ・ライオンのような心を持つ一児の母。なんの資格も持たない普通の主婦がお届けする、おもしろおかしい日々。
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