子育て
2017.9.21
触って描いて親しみを。親子で作るお野菜塗り絵ポスター。
最近、我が家の現在2歳8か月の娘が、何度かきゅうりの丸かじりに挑戦しています。
娘はきゅうりが嫌いなのに、何度も丸かじりに挑戦している事に驚きます。
(きゅうりだけでなく、ほとんどの野菜が嫌いです)
食べてみたい!という思いが強く、自分がきゅうりを苦手なことをすっかり忘れているのかもしれません。
そんな娘の、きゅうりの丸かじりへの執念とも思えるきっかけは、実は絵本なのです。
娘の大好きな絵本には、女の子がきゅうりを丸かじりする場面があります。
おそらく娘はこのページを見るたびに、きゅうりへの憧れを募らせていったのだと思います。
他にも、テレビで見たりお歌で聞いた食べ物を実際に目にすると、とても嬉そうにしています。
そこで、もっと他の野菜にも楽しく親しみを持ってもらいたいと思い、娘と一緒に野菜のポスター作りをしてみました。
普段お絵かきをする時に、飾ることを目的で絵を描いていなかったので、とても新鮮で多少の緊張感もありました。
娘はまだ基本的にグチャグチャにしか絵を描けないので、ちゃんと作品としてまとまるように、そして二人で楽しく作り上げられるように、日頃慣れ親しんでいる塗り絵風に描いてみる事にしました。
今回の制作の流れです。
⑴親が画用紙に黒いペンで、野菜の輪郭を描きます。
この時、描こうとしている野菜が家にあれば実物を、なければ図鑑やイラストを見ながら描くと楽しいと思います。
娘は全ての工程の中でも、私が野菜を描くのを隣で見る事が一番楽しそうでした
⑵子どもが塗り絵に色を塗ります。
これは子どもの年齢にもよると思いますが、我が家の場合だと娘が一人で全部を塗るのが難しいので、私がかなり手助けしています。
⑶額に入れ、お部屋に飾ります。
額に入れるだけで、ただの絵がたちまち作品へと変わり、一回りも二回りも立派に見えるような気がします。
今回使用した小さい方の額は100円ショップの200円商品で購入した物ですし、身近なお店で意外と安く手に入ります。
我が家はキッズスペースの壁に、立てかけるようにして飾りました。
娘は「レンコンさんあったー」と喜んでいます。
そして今回ポスターっぽく見せるために工夫したことです。
❶複数枚飾って世界観を演出
ポスターは1枚で飾るより2枚以上で飾る方が、その世界観が強調される気がします。
またその際、サイズを変えることでリズム感が付き、よりお洒落に見えると思います。
(我が家はA3とA4のサイズにしました。)
また、2枚のポスターが同じような印象の絵にならないように、一つは数を沢山描いて、もう一つは単品を大きめに描きました。
そして野菜の数を沢山描く際は、隣り合う野菜の色が同じ色にならないように気をつけると見た目が綺麗になると思います。
❷名前や日付を入れてそれらしく
絵画やポスターには右下に作者のサインが入っていたりしますよね。
その雰囲気を出したくて名前を、思い出の証として日付を入れました。
❸恥ずかしがらずに堂々と
完全に持論ですが、堂々と描かれた絵は上手い下手に関わりなく個性と味が醸し出される、と思っています。
仮に、失敗した恥ずかしい…と思っても、子どもの手が加わることで無条件に魅力が増すので心配ないと思います。
それでもやはり「手描きはちょっと…」と思われる方には、市販の塗り絵を切り取って額に入れる、というのもオススメです。
我が家では娘の好きなキャラクターの塗り絵を切り抜き、額に入れて飾っています。
簡単にオリジナルなお気に入り空間が出来上がるのでオススメですよ。
大の野菜嫌いの娘がまともに食べるのは現在、枝豆とレンコン(薄く切ってきんぴらにしたもの限定)だけなので、「野菜を好きになる」まではいかなくても、「一口かじってみたい!」と思ってもらえれば、というのが私の希望です。
このポスター作りをしたその日、帰宅した夫に娘が「これかいたのー」と嬉しそうに報告する様子を見て、とても微笑ましかったです。
野菜に親しみを!まではいかなくても、この制作時間が子どもと過ごす楽しい時間になれば嬉しいです。
また、今回は野菜をテーマに描きましたが、他の食べ物でも、食べ物でなくても何でも、塗り絵風に描いてみると、簡単にポスターっぽく仕上がると思います。
娘はカボチャが苦手なので、せっかくのこの機会に是非カボチャに親しみを持って「食べてみたい!」と思って欲しいものです。
いつものお絵かきにちょっとした変化を付けて、塗り絵風に描いてみても楽しいのではないでしょうか。
#野菜の日
この記事のライター
- 柏崎和佳子
- 野菜嫌いで食いしん坊な娘の幼児食&健康オタクな夫の晩酌ごはん作りに奮闘中の専業主婦。 栄養バランスと季節感を大切にしたごはん作りを心がけています。