子育て
2024.5.2
春の味覚わらび採り

筆者家族が田んぼや畑の手伝いに行く夫の親戚宅では、
 裏山でわらびも採れます。
 今年は、訪問したタイミングで
 ちょうどわらびが沢山出ているよとのことだったので、
 娘も連れてわらび採りに行きました。
 親戚宅のすぐ裏手にある斜面を登ると、そこは一面のわらび畑。
 昔、わらびを10株ほど植えたところ、どんどん増えて広がっていったそうです。
 地面の枯草のようなものは、去年のわらびが成長してシダになり枯れたものです。
 
 枯れたシダの間から太くて立派なわらびが顔を出しています。
 大きさもちょうどよく食べ頃です。
  山菜採り初挑戦の娘は、採り方を教えてもらって収穫。
 山菜採り初挑戦の娘は、採り方を教えてもらって収穫。
 生えたばかりのわらびは柔らかく、子供の手でも簡単に折れます。
 根元の方を一気に折るのがコツですよ。
 
 収穫が面白くてどんどん採る娘。沢山採れました!
 
 
 わらび採りの後、下の湧き水の所で自生しているクレソンも収穫しました。
 クレソンも柔らかくて美味しそう。
 娘は、クレソンが生える場所に住むかにも捕まえて、大興奮で遊んでいました。
 
 
 わらびは、とてもアクの強い山菜なので、
 そのままでは苦味やえぐみが強くて食べられません。
 収穫したらなるべく早いタイミングであく抜きをします。
 重曹などでもできますが、今回は昔ながらの灰を使ったアク抜きをします。
 灰を使うとわらびの香りや味を損ないにくく、風味良く仕上がるという特徴があります。
 洗ったわらびを鍋やバットなどに入れ、全体に灰をまぶします。
 
 わかしたお湯をひたひたになるまで入れ、そのまま一晩(6~8時間)置きます。
 浮き上がってくる場合は、重しをしておきましょう。
 
 
 一晩置いたらアクの出た水は捨て、水がきれいになるまでわらびをよくすすぎます。
 
 しっかりアクも抜けてきれいになりました。
 
 きれいになったわらびは水につけ、冷蔵庫で1週間ほど保存できます。
 長期保存したい場合は、塩漬けなどにするのがおすすめです。
 筆者宅では、あぶらあげの煮物、中華おこわ、おひたしなどにしました。
 茎が太いのに柔らかく、この時期だけの味覚がたっぷり楽しめました。
 最近では、山菜採りをする経験もめったにないので、
 子供にも良い食育になったと思います。
 
この記事のライター

- 奥牧双葉
- 長野県在住。一児の母。 製菓衛生師/只今、お菓子の企画・開発職として修業中。 これまでパティシエールとして働いてきた経験を活かし、大好きなお菓子作りや料理などを中心に、皆様に手作りの楽しさをお伝えしていきたいです。






