暮らす
2025.6.13
『大阪・関西万博2025』人生初の万博で私が見たもの、食べたもの!

何かと話題の『大阪・関西万博』
今まで万博には一度も行ったことがなかったのですが、
数年前に『ミャクミャク』が初お目見えしたその時、私は心を奪われました…!
『なんだこのキャラクターは!!
赤と青ということは…動脈、静脈、ミャクミャクということか…?!』
世界的なイベントにダジャレをぶち込む度胸!
「スベってもいいからとりあえずゆうてみよう!」という関西魂を感じました。
そしていよいよ万博開幕!夫の会社からチケットを数枚頂いたので、
子供たちが実家へお泊りに行っている間、
「とりあえず大人だけで偵察に行ってみようか!」ということで、夫婦二人で行ってまいりました。
人生初の万博、見たもの、食べたものをガチレビューしたいと思います。
5月25日日曜日、早い時間のチケットは売り切れていたので11時に入場することになりました。
やはりパビリオンの当日枠を予約するために朝早い時間のチケットから売り切れて行くようですね。
この日は電車で向かったので東ゲートから入りました。
駐車場が高いということで有名な西ゲート側よりも、やはり東ゲートの方が混むようです。
行列に並んで、持ち物検査を終えて会場入りするまで30分ほどでした。
会場に入ると有名な『大屋根リング』が見えます。『世界最大の木造建築物』を謳うだけあって圧巻の迫力!
日本の神社仏閣などに用いられる伝統的な「貫(ぬき)接合」という技術と現代の工法を使って、
大林建設や竹中工務店などの日本を代表する建設会社が協力して作ったそうですね。
よく見るとこの「貫(ぬき)接合」は各社によってやり方が違うそうなんです。
接合部分の違いを見つけてみるのも面白いかもしれませんね。
場所によるのかもしれませんが、この日はニュースで話題になっていた
「ユスリカ」は見当たりませんでした。
東ゲート側には存在していないのかもしれませんね。
どのパビリオンも本当に独創性が高く、芸術的です。私は建造物を見るのが好きなので、
各国のパビリオンを見るだけでウキウキしました!


さて、来場前にスマホから『7日前抽選』にチャレンジしたのですが全て落選、
そして何かと話題の『3日前先着予約』も深夜2時半まで頑張ったのですが、
すぐに埋まってしまい、撃沈しました。
そもそも混みすぎてログインすらできなかったんですけどね。笑
どうやら攻略法があるようなのですが、
十分に下調べせずにトライしたので残念な結果となってしまいました。
何の予約もできなかった私たち夫婦は少しでも万博を楽しむために、
物理的に並んで入ろう作戦で臨むことにしました…!!
一番有名な「イタリア館」。この日はなんと3時間待ちです!待ち時間を聞いて、ちょっと怯んでしまう私でしたが、
「並ぼう!イタリア館を観られるだけで、万博に来た価値はあると思う!」という
夫の清々しい決断に迫力負けしてしまい、行列が大嫌いな私も並ぶことにしました。(笑)
とはいえ、3時間ともなるとランチタイムを挟むためお腹が空いてしまいます。
とりあえず、夫は行列に並んでもらい、
私はイタリア館の隣にあるキッチンカーで食事を購入することにしました。
こちらも大変な行列です。
それにしても、ピザ一切れ1600円からとは…高いなぁ~!笑
しかも驚いたことに、ピザの行列とジェラートやカフェラテなどの
飲料を買える行列が分かれています。
あー!ピザとエスプレッソは一緒に購入したかったなぁ…!!
とりあえずは、ピザの列に並びました。
購入したのはトマトとモッツァレラチーズのシンプルな「レジーナ(1600円)」
サラミやルッコラがアクセントの「サポリータ(1700円)」
先ほどから私は「ピザ、ピザ・・・」と紹介しておりましたが、
こちらは正式名称『ピンサ』なんですって!
ローマ生まれ、米粉と大豆粉がブレンドされたカリッとした生地が特徴の食べ物です。
そして『プッチャ(1600円)』というピタパンに似たサンドイッチも購入しました。
ついつい甘いものも欲しくなり、
『ボンボローニ』というシュークリームのようなものも買ってしまいました。
イタリアビールは高かったので、炭酸水も購入。
さて、ここで質問です。
これぜんぶでおいくらでしょう?なんと6280円です!
こんな小さなピザ…いや、ピンサを買って6280円とは!!
いやはや、末恐ろしい万博価格…
ただ、行列に並びながら片手で食べられるというメリットがありますからここは妥協しましょう…と一口パクリ…
『う、うめぇぇーーー!!』何だこの生地は!!
ピザ生地カリカリ派の私には堪らない食感!香ばしい!本場のサラミうまい!!
チーズの上にバジルソースだけでなく、ハーブ(たぶん、オレガノ)たっぷりで、爽やかな香り!
キッチンカーとは思えないクオリティでした。
どうしてもコーヒーが飲みたかったのでコーヒーとジェラートの列にも並び直して購入。水出しアイスコーヒーはありましたが、ホットコーヒーが見当たりません。
エスプレッソ、マキアート、カプチーノ…
よくわからずマキアートを頼んだら信じられないくらい
一口サイズのカップで提供されてしまいました!笑
後で調べたら、『エスプレッソ/ルンゴ』と記載されていたので『ルンゴ』と注文すれば、
エスプレッソにお湯を二倍量で淹れたホットコーヒーのようなものが提供されるそうですよ。
いやはや、勉強不足でした!
さて、みなさん。ジェラートとマキアート2杯でおいくらだと思いますか?
なんと…1980円です!!笑
つまりお昼のテイクアウトだけで8260円も使っちゃったんですねーー笑
ひゃーー!!高い!!でも…本当においしかったよぉ〜!笑
次回からはランチタイムを挟んで行列に並ぶことも想定して、
おにぎりなど片手で食べられるものも持参しようと思います。笑
さて、イタリア館には実際には2時間半ほどで入場できました。
他のパビリオンが映像技術や音楽演出などの最新デジタル技術に特化する中、
イタリアはあくまで『現物』にこだわったそうです。
国の歴史そのものが芸術の歴史でもあるイタリアらしいこだわりですね。
有名な『ファルネーゼのアトラス』です。この彫刻を目にするまでの演出がとても素晴らしかったのですが、
ネタバレになりますので割愛しますね。
ぜひ、ご自身の目でご覧になってみてください!
さて、色々と回って、最後はドイツパビリオンに並ぶことにしました。
2時間待ちと言われたのですが、実際は1時間と少しで入場できました。
ドイツパビリオンのテーマは『循環』まさにSDGsど真ん中でした!
マスコットキャラクターの『サーキュラーくん』
この可愛い『サーキュラーくん』と一緒に展示室を周り、
各ポイントを『サーキュラーくん』でタッチすると
音声ガイドでドイツで実際に行われている『循環経済』について学べるという仕組みになります。ドイツにはリサイクル素材で作られた住宅があるようですね。
タイルの代わりに瓶の王冠を使った洗面所とは!ぜひ実物を見てみたいものです。
イタリア館とは打って変わって最新のデジタル技術満載の楽しいパビリオンでした〜
さて、お待ちかねのディナータイムです。
この日はせっかくなのでこのままパビリオンに隣接したドイツ料理のレストラン、
『Oishii! Germany』に入りたいと思います。
注文したのはこちら。1品目は『クリームチーズボール(1600円)』ミックスレタスやトマトなどの野菜を、
ハーブがたくさんかかったクリームチーズボールと一緒に食べるサラダです。
このクリームチーズが本当に美味しかった!フレッシュなハーブがあれば、家庭でも真似できそうなのでやってみようと思いました。
2品目は『ニュルンベルク風焼きソーセージ(1900円)』ドイツのソーセージというと、フランクフルトのような大きなソーセージをイメージしますが、
こちらはドイツのニュルンベルグ市内で決められたレシピに従って作られた、
世界的にも有名な小型ソーセージだそうです。
マジョラムというハーブを使った爽やかな香りのソーセージでした。
あっさりしていて、日本人好みの味わいだと思います。
そして最後は初めてお目にかかるドイツ料理。『バイエルン風シュバインスハクセ(7500円)』大皿に取り付けられたとんでもない大きさの豚のスネ肉。
正面から見ると怒り狂った王蟲のようなド迫力です。
カリッと焼き上げられた皮目が香ばしくて、食欲をそそります。
これはドイツ版の北京ダックのようなものかな?とりあえず切り分けてみました。めちゃくちゃでかい骨が出てきました!笑
なかなかの迫力です、本当にすごい。肉の量もかなりボリューミーなので、
夫と2人で取り分けてお腹いっぱいになりました。店員の方達もおそらくドイツの方ではないでしょうか。とても丁寧な接客で心地よかったです。
ドイツビールと一緒に美味しい料理を頂いて、本場の味を堪能できたディナータイムでした。
お腹いっぱいになって、夫婦で夜の大屋根リングの上を散歩します。
それにしても本当に美しい夜景でした。リングの中央の各国パビリオンのイルミネーションがキラキラと輝いて、
夜の万博を照らしてくれています。
円形の屋根の上から万博全体を見渡せる、素晴らしい設計だと思いました。
すっかり万博に魅了された私たち夫婦。
大阪府内の子供達には行政から夏パスがプレゼントされますので、
私たち夫婦も夏パスを購入して、親子でこの夏は何度も万博を訪れることになりそうです!
この記事のライター

- こは村 こはる
- ライオンのように強い母でいたい。でも、柔らかで、甘くて優しいお母さんでもいたい…そんなまるでポン・デ・ライオンのような心を持つ2児の母。なんの資格も持たない普通の主婦がお届けする、おもしろおかしい日々。