暮らす
2017.6.22
ピンクを飲む!夏の定番、紫蘇ジュース。
ちょうど3年前のことでした。
第一子身ごもり中、6月、絶賛つわり中の頃。
「アレ、食べたい!」
その凄まじい衝動は、私というガンダムを胎児アムロレイが操作しているかのごとく、強烈で…(口にするまで止められない)
お好み焼き、かつ丼、担担麺、すいかすいかすいか、桃、マクドのジュースの氷、焼肉と移行。
「あ、かつ丼がいい。かつ丼食べたい。かつ丼かつ丼かつ丼!!!!」
ひとたび発作がはじまると、夫は目を輝かせ「よぉし、赤子のためや!激ウマ冷凍かつ丼10食セットポチるで~!」
しかし、届くころには担担麺ブーム到来。さらばかつ丼。
難しいのはマクドの氷!氷だけが山盛り欲しいんです。奥歯でバリバリいきたいんです。
家の製氷機の氷ではダメで、あの空気を含んだ細かい氷を噛みたい。
でもそんなの買えないし(交渉してみたけれど)、仕方なくジュースを頼んだりして氷を手に入れていました。
そんなふうに振り回されていた頃、友人が「おかんが毎年作るから」と言って紫蘇ジュースの原液をプレゼントしてくれました。
薬が飲めなくなってから、喉が痛くなっては蜂蜜大根を作ったり、おばあちゃんの知恵袋みたいな健康法をとことん試していましたが紫蘇ジュースは「夏バテにならんから、飲んでみて」とのことでした。
ソーダで割ると、目が覚めるようなピンク色!
甘酸っぱくて、後味は初夏にぴったりな爽やかさ。
しかも、本当に風邪も引かず、バテることもなく夏が過ぎていったではありませんか。
あのピンク、あの美味しさ、思い出せば思い出すほど、
翌年どうしても自分で作ってみたくて友人のお母さんから作り方を聞きました。
【材料】
赤紫蘇の葉のみ 300g
砂糖 1kg
水 2L
クエン酸 25g(「やけど、うちは多めに入れる。」と書かれていました。)
【作り方】
まず、茎から葉を取り外し、水洗いして水けをきっておく。
①水と砂糖をひと煮たち。
②赤紫蘇の葉を入れ5分ほど煮る。
③クエン酸を入れる。
ここでパーッと綺麗なピンクに変わります。
④葉をざるでこし、冷めたら清潔な瓶に詰めて冷蔵庫へ。
水やソーダで3~4倍に薄めて飲みます。
赤紫蘇がスーパーに出回るのは6月のほんの1週間ほど。
見逃すまいと目を光らせて、出逢えた時は「あぁまた今年も夏がやってくる!」と嬉しくなります。
梅シロップも、紫蘇ジュースも、手間はかかりますが、こうして季節を楽しむ習慣を持つと、なんでもない日さえも楽しくなりますね。
この記事のライター
- 永田尚子
- 整理収納アドバイザー。 主婦だって野心を叶えたい!水面下ではバタバタともがきつつも、「やるべき家事」と「やりたいこと」のバランスを追い求めて試行錯誤の日々。2男児の母。