作る
2017.7.22
ぬか床、はじめました。
食べることは生きること
年々、実感を増す言葉でとても好きな言葉です。
この言葉を知ったのは、まだ農業を始める前。
今から約4年前にハマっていた、NHK朝の連続ドラマ小説「ごちそうさん」にて、物語りのテーマとされている言葉でした。
[人間同士どれだけ意見が違っても、反発し合っても「食べる」ということだけは共通なのです。]
という言葉に感動して、食への興味がいっそう深まったのを思い出します。(食べる専門ですが・・・)
このドラマのヒロインは「食べること・食べさせること」に人生を捧げた女性なのですが、いつもいつも大事に抱えたいたのが、ぬか床。
夫婦喧嘩した日も子育てに悩んだ日も、雨の日も風の日もぬか床を混ぜていました。
それを見て、忙しくとも少し腰を掛けてぬか床のお手入れをする時間というのは、コーヒーを淹れたり、テーブルにお花を飾ってみたり、「ちょっとした丁寧な暮らし」のひとつなんじゃないかと思い、ぬか床作ってみよう!と、4年の時を経てようやく、ぬか床、はじめました。
思い立ってから実行まで、亀もびっくりな遅さです。
今は、ぬか床用のオシャレな容器も販売されていますが、あえて陶器の壺にしました。
まず、用意するものは、
- 保管容器 (米ぬかが入るものなら何でもOK)
- 米ぬか(できれば生ぬか)・・・500g
- 水・・・500ml
- 粗塩・・・100g
- 昆布・・・1枚
- 唐辛子・・・1本
- 鰹節・・・ひとつまみ
- 捨て漬け用の野菜・・・キャベツや大根の葉を適量
- 保管容器に、米ぬか・水・粗塩を加えて混ぜていきます。
- だんだんと塩と水が馴染んできてお味噌のような硬さになったら、鰹節をを入れてさらに混ぜます。
- 全体的に混ざったら、昆布・唐辛子・捨て野菜(キャベツの葉を2枚入れました)を入れて、表面を平らにし、真ん中を抑えて空気を抜き、蓋をします。
- 丸一日置いたら捨て野菜を取り出して、新しく捨て野菜をぬか床に漬けます。
捨て漬けを2週間ほど繰り返すとぬか床が仕上がります。
ぬか床が出来上がったら(匂いが変わってきます)定番のきゅうり・なすをいざ、ぬか床へ!
はい、壺のサイズ失敗しました。
小さくてきゅうりもなすも入りません。
でも問題ありません、半分に切って漬ければ大丈夫。しかも短時間でよく漬かります。
予定外でしたが、結果よければ全て良し!(←ズボラ特有の謎のポジティブ思考。というか開き直りです)
が、これからぬか床を始めようとされている方には大きめの容器をおすすめします・・・!
トマトのぬか漬けも美味しいと教えてもらったので、一緒に漬けてみました。
浅漬けも好きですが、やはり白ごはんにはぬか漬けです・・・!
手間がかかるイメージですが、少量ならタッパーやジップロックでもできるぬか漬け。
何よりズボラな私でも出来るぬか漬け、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。