ページ内を移動するためのリンクです。

話題の液体ミルク 「アイクレオ 赤ちゃんミルク」を使ってみました!

2019年3月にやっと日本でも発売されることになった『液体ミルク』国内ではグリコ、明治と言ったメーカーから発売されています。
発売当初、妊娠中だった私は『割高だし、災害時の備蓄用以外で買うことはないかな?』と思っていたのですが、意外な理由で使うことになりました。

さて、赤ちゃんを産んだからといってすぐに母乳がたくさん出てくるというわけではありません。
最初は量も少ないので母乳だけでは足りずにミルクを足すお母さんも多いのではないでしょうか。
病院では、産後すぐに初乳を与えたら、その後は3時間おきに授乳を促す『母乳指導』が始まります。
出産直後で疲れ果て、破れた雑巾のようにボロボロになったお母さんの元へ、3時間おきに笑顔の助産師さんが『おっぱいの時間ですよ〜』と赤ちゃんを連れてきます。(正直、出産することよりも母乳指導の方が辛かった…!!)

もちろん、退院してからも赤ちゃんが3ヶ月くらいに育つまでは深夜も含めて2〜3時間おきに授乳する生活になります。

『え、じゃあ、お母さんは2〜3時間おきに細切れ睡眠をしながら授乳させているの?大変〜!』
そう思われた方も(特に男性は)多いでしょう。

いえいえ、実際はそんな生半可なものではありません。
このたった2〜3時間おきに授乳し、足りなければミルクを作り、ゲップをさせてあげ、オムツを替え、赤ちゃんが眠りにつくまで抱っこでゆらゆら…

つまり、産後のお母さんは、
ほとんど寝ていません…!!

そこで大活躍するのが、この『液体ミルク』なのです〜!

割高なので私は買い渋っていたのですが、退院後、ボロボロになった妻の姿を見た夫が何も言わずに車を飛ばしてスーパーに買いに行ってくれました。
そして枕元に液体ミルクを置いたら『赤ちゃん小さすぎて触るの怖い!今の時点では手伝えることは何もない…!』と元気よく去って行きました。

さて、実際に使ってみた感想ですが確かに便利です!
夫が購入してくれたのはグリコから販売されている『アイクレオ 赤ちゃんミルク125ml』

私が使用したのは主に深夜ですが、パックにストローを挿してそのまま哺乳瓶に注ぐだけで飲ませることができるので、夜中に大きな声で泣く赤ちゃんを待たせることはありません。

哺乳瓶に粉ミルクを計量して入れる→お湯を注ぐ→湯冷ましの水を注いで温度を調整する。
といった一連の作業をするとなると、5分〜10分ほどかかります。
液体ミルクなら1分もかかりません。
なんなら布団から出ることなく準備できます。

2人目は帝王切開で産んだので、お腹の傷が痛くて起き上がるのが大変でした。
深夜に、『もうダメだ…』と思ったときは枕元に置いてある液体ミルクを哺乳瓶に注いで赤ちゃんに飲ませてあげました。

最初は『勿体ない』と思っていた液体ミルクですが、退院後の疲れ切った私には本当に便利なアイテムでした。
たしかに割高ではありますが、産後すぐの体調が安定していない中で、深夜に授乳をしなければならないお母さんにはこのくらいの贅沢は許されるのではないでしょうか?

『母親なんだから母乳くらいあげる努力をしろ』

『粉ミルクを作る手間すらかけられないのか』

『世の中の全ての母親が我慢してるんだから、甘えるな』

当事者ではない外野から色んな批判をされる世の中のお母さんたち。
こんなに世間から身勝手な野次を浴びせられるのは世の母親たちと阪神在籍時の新井貴浩選手くらいではないでしょうか。(新井選手、あの時はすいませんでした。関西を代表してお詫びします…!)

パソコン、スマホが普及して仕事だけでなく日常の暮らしは随分と便利になりました。
ネットから注文したら翌日に商品が届く時代です。
なぜ、育児方法だけが昔のままでないといけないのでしょうか?
なぜ母親だけが便利なものを使うと『手抜き』だと批判されるのでしょうか?

ベビーカー、抱っこ紐、液体ミルク、レトルトの離乳食…
改良されてどんどん便利になっている育児アイテム。
赤ちゃんへの愛情さえあれば、そのどれを使っても構いません!

外野から聞こえる『野次』は放っておいて、今日も寡黙に育児というバッターボックスに立ちましょう!
妻が新井選手のように突然、外野席に対してブチ切れたりするくらいなら、普段から手抜きしてもらった方が、お父さんたちも快適に過ごせますよね?

 

Share

この記事のライター

こは村 こはる
こは村 こはる
ライオンのように強い母でいたい。でも、柔らかで、甘くて優しいお母さんでもいたい…そんなまるでポン・デ・ライオンのような心を持つ一児の母。なんの資格も持たない普通の主婦がお届けする、おもしろおかしい日々。
このライターの記事を読む