子育て
2018.1.29
野菜嫌いな娘との攻防戦!白菜で挑む幼児食の記録。
日頃「私お料理得意です~栄養のバランス気にしてます~」みたいな顔をして食べるプラスのライターを務めさせてもらっていますが、お恥ずかしながら我が家の3歳の娘は極度の野菜嫌いです。
娘のお友達で「ウチの子野菜が嫌いで…」と聞いていたお友達でも比べてみれば、ウチの娘の方が圧倒的に野菜嫌いで偏食だったりします。
見た目で野菜だと分かれば一切手を付けませんし、一口入れて野菜だと分かれば躊躇なく吐き出す、そんな筋金入りの野菜嫌いな娘なのです。
以前は細かく切った野菜をこっそりハンバーグやカレーなどに忍ばせていましたが、そんな私とのやり取りの中で娘の敏感な野菜発見センサーがレベルアップしてしまい、最近では一切の小細工も通用しなくなっていました。
こういった努力を続けるのも疲れ果てていたこの頃、救世主とも思える野菜の存在に気付きました。
それは、ズバリ白菜です!
近頃は私の中では白菜様!というぐらいの存在です。
なぜ白菜なのか?というと、白菜は野菜としての存在感を消す能力が極めて高い!と感じるからです。(*あくまでも個人の見解です)
ある日、娘の大好きなソース焼きそばに細かく切った白菜を忍ばせてみたら、娘が白菜に気付かないまま完食しました。
それに驚きもう一度白菜を試してみたくて、次はチーズをたっぷり入れた雑炊の中に白菜を入れてみました。
そこでも娘は気付かず(もしくは気付いていても気にならなかった)完食でした。
私の中で、白菜は野菜バレしない!との確信が芽生え、それ以来白菜は我が家の常備野菜になりました。
以下は、野菜嫌いな娘に野菜を食べさせたいと願う、私の思う白菜の魅力です。
(*あくまでも個人の見解です)
○淡白な味で青臭さがない
白菜って味にクセがないというか主張の弱い野菜ですよね。
それが隠す事を目的にしたら抜群なのです。
○火を通すと食感が控えめになる
生のままではシャキシャキとした食感ですが、加熱すればするほどくたっとなり、最後にはとろっとさえ感じる柔らかい食感が、野菜らしい存在感を隠してくれます。
○調味料の色に染まりやすい
淡色野菜の白菜は、黄色や緑色の部分も控えめな色合いなので、濃い色の調味料で料理すればその色に染まりやすく、見た目でかなりごまかせます。
○柔らかいので調理しやすい
いくらバレにくいからといっても、さすがに小さく切らないと野菜だと気付かれます。なので私はいつもみじん切りにしているのですが、白菜は柔らかいのでみじん切りもしやすいのです。
そして、すぐに火が通り柔らかくなるので長時間煮込む必要もありません。
そういった調理のしやすさがとても便利なのです。
○冬の今が旬
とりあえず野菜というジャンルの中で一つだけでも食べてくれたら嬉しいのですが、そんな中でもそれが旬の野菜だと尚嬉しいものです。
旬の野菜には栄養が沢山詰まっていると思うので。
そんな白菜を忍ばせた、最近の我が家の幼児食をご紹介します。
(おそらく見た目では白菜が分かりにくいと思いますが…)
白菜入りソース焼きそば
白菜の魅力を実感するきっかけとなった焼きそばです。
白菜の他には、ウインナーを一緒に炒めていて、枝豆と目玉焼きをトッピングしました。
今では白菜以外の具材を変えながら、週に一回のペースで我が家の食卓に登場しています。
白菜入りカレーライス
具材は、白菜とツナだけの甘口カレーに半熟玉子をトッピングしました。
この日は私が攻めすぎて白菜の存在感を出してしまい、娘は疑いながら半分ほど食べました。
白菜とツナの組み合わせが大好きで、焼きそばでもよく作ります。
白菜入り卵とじうどん
細かく切った白菜を卵とじにしてうどんに合わせました。
白菜を隠しきれなかったので、うどんは完食しましたが、卵とじの部分はあまり食べませんでした。
白菜入りクリームペンネ
具材は、白菜、ベーコン、柔らかく茹でたペンネを自家製ホワイトソースで絡めました。
白菜はクリーム系の料理との相性もいいので、味付けの幅が広がります。
白菜入り自家製肉まん
玉ねぎや長ネギの代わりに白菜を入れて肉まんにしてみました。
朝食に出した時は食べなかったのですが、その後おやつとして食べさせたら完食しました。
白菜入りオムライス(オムハヤシ)
白菜はハヤシソースの中に忍ばせてあります。
玉ねぎの代わりに白菜を入れました。
中のご飯は普通の白米です。(娘はケチャップが苦手なので)
白菜入り天津飯
白菜は玉子焼きの中に忍ばせています。
玉子焼きの中にはウインナーも入れてあり、上から甘酢餡(ほぼ酸味なし)をかけました。
隠し野菜としての白菜の魅力に気付きやたら多用していますが、いつも成功するとは限りません。
全く食べなかったり、野菜だとバレて食べるのを途中で止めるなど失敗もありました。
そんな中で分かってきた私なりの、野菜バレしにくい白菜の取り入れ方をご紹介しようと思います。
❶とにかくみじん切りにする
いつも上の画像ぐらいの細かさのみじん切りにしています。
❷使うのは黄色と白色の部分だけ
緑色の部分は、調理してもやはり緑色を隠しきれませんでした。
❸食感を消すぐらいのつもりでしっかり加熱する
野菜嫌いな娘は野菜のシャキシャキ感に敏感なので(心の中で泣きながら)十分すぎるほどの加熱で食感を消しています。
❹料理の中に大好きな食材を一緒に入れる
娘の好きな食材を一緒に入れることで注意をそちらにそらす作戦です。娘の場合だとウインナー・卵などになります。
ここでポイントなのが、好きな食材は目立つように大きめに切ることです。
❺濃い色の調味料を使う
白菜がなるべく茶色く染まるように、醤油やオイスターソース・デミグラスソースなどを多用しています。
❻ソースはかためにする
パスタのソースやあんかけの餡などは、サラサラだと具の食感が目立ってしまう気がするので、なるべくドロッとさせています。
❼あえて苦手な緑色の野菜を添える
彩りを加えることも兼ねていますが、これも白菜への注意をそらせる作戦で、あえてハッキリとした緑色の野菜を添えています。
娘は「野菜イヤー」と緑色の野菜を一度どけるのですが、これで野菜は取り除いたぞ!と思って欲しいなという作戦です。
(果たして本当に効果があるかどうかは分かりませんが…)
❽白菜を忍ばせていた事は伝えない
娘が白菜の存在に気付き「これ何?」「野菜イヤー」などと言い、白菜を取り除こうとする時もあるのですが、その時はあえて白菜が入っていたことは伝えず「ごめんね、ママのが入っちゃったねー」ぐらいの言葉で済ませています。
白菜の存在に気付かずに美味しそうに食べている時も、あえて白菜が入っていることは伝えていません。ウチの娘の場合だと野菜全体に嫌悪感を抱いているので、美味しく食べた物に野菜が入っていたと思うとショックを受けてその後も拒否しそうなので、せっかくの娘のテンションを下げたくないなと思うからです。
ここまでしないと我が子が野菜を食べないというのは、母親として恥ずかしく感じてしまうというのも本音です。
でももし今、私と同じように子どもの野菜嫌いに頭を抱えているという方に、私のやり方が少しでもお役に立てるのなら嬉しいです。
全国の野菜嫌いなお子さんをお持ちの皆さま、時々めげたり投げ出したくもなりますが、いつか野菜を克服する日を願って、お互い頑張りましょうね!
この記事のライター
- 柏崎和佳子
- 野菜嫌いで食いしん坊な娘の幼児食&健康オタクな夫の晩酌ごはん作りに奮闘中の専業主婦。 栄養バランスと季節感を大切にしたごはん作りを心がけています。