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モノより思い出!コドモの誕生日に旅のプレゼントを。

2月は、息子の誕生日。今年で9歳になりました。毎年プレゼントには頭を悩ますところ。12月にはクリスマスがあり、1月はお年玉、2月は誕生日。プレゼントばかり。正直、もうネタがありません。どうしようかなあと、悩んでいた時、友人の一言が頭にポンと浮かびました。

「うちは、毎年、コドモの誕生日は旅行だよ」

これだ!と思った私は早速、場所を決めることに。我が家から車で3時間以内で到着できて、温泉があって、コドモが退屈しないところ。ただ泊まるだけでなく、アクティビティを用意してくれているホテルがいいなあ、と探した結果、見つけました!

「世界遺産リゾート 熊野倶楽部」
三重県熊野市にあるホテルで、色んなアクティビティが用意されていました。その中にある陶芸教室が決め手に。「陶芸がしてみたい!!」と以前から熱望していた息子。これは誕生日にピッタリだと、すぐに決めました。そして、何より、私が熊野古道を歩いてみたかったのです。

当日は、珍しくコンビニでお菓子を買い込んで出発です。息子は朝から嬉しくて仕方ない様子。何と言っても自分の誕生日旅行ですから。ホテルに到着すると、陶芸教室が3時からだったので、急いで車で移動です。向かった先は「可得(かえる)工房」。

到着したら、早速開始です!講師のしのはらさんは、とっても気さくで、褒め上手。子どもの要望にはニコニコしながら応えてくださり、息子は始終楽しくて仕方ない様子。初めて見るろくろにも大興奮。電動ろくろではなく、手動のろくろです。息子と夫はお茶碗を、私は小さな入れ物を作ることにしました。土を糸で切る作業から始まりです。息子は興味津々。


子どもも大人も真剣そのもの。2時間半があっという間にすぎて行きました。

なんと、作品は幾つ作っても良いので、お茶碗が終わると小皿づくり。息子は大張り切り。

これらの作品は、しのはらさんが色付けして焼いてから我が家に送られてきます。1ヶ月半ほど後の、誕生日プレゼントになるわけです。どんな風に出来上がっているのか楽しみです。

陶芸教室の後はホテルへ。このホテルの特徴はとにかく歩くこと!!部屋がコテージ形式で、歩いて移動なのです。ロビーに行く時も、朝や夜ごはんを食べに行く時も、お風呂へ行く時も歩く!子どもは大喜び。万歩計をチェックイン時に手渡され、チェックアウト時に歩いた数に応じて特典があるとのこと。子どもはさらに張り切ります。

ロビーはゆったり。子ども用に塗り絵が用意されてます。好きな浴衣も選べます。

宿泊するコテージもいろいろ選べます。そして、どこに行くにも歩きます。標識があるので迷いません。


部屋からの景色がまた、壮大。気持ちよくて、思わず寒いのに、ベランダへ。子どもはこたつに大興奮。

アメニティーはロクシタン。

夜出かけるときは、足元が暗いので各部屋には提灯が設置されています。子どもが嬉々として持ってくれました。

2日目は、世界遺産、熊野古道へ!熊野古道はいくつものルートがあり、私たち一家は、松本峠コースを行くことに。美しい石段が残り、竹林に囲まれた峠道を楽しめるコースになります。子どもの強い希望で、松本峠から、世界遺産でもある鬼ヶ城をグルッと回ることになりました。ちょっと歩いて気分を味わったら終わると思っていた私の大誤算。18,000歩を歩くことになりました。文字通り峠越え。歩き終わった頃には、私の足は、子鹿のように震えておりました。

 

念願だった熊野古道。空気がキレイで、気持ちがいい!と思ったのは一瞬。ものすごく急な坂道で息が切れてる私の前を息子が涼しい顔でドンドン登っていきます。

数年前まで手を引いていたのに、今では、追いつけません。成長を感じた旅行でした。松本峠東屋から見る七里御浜海岸は文字通り絶景!

そして、鬼ヶ城へ向かいます。鬼ヶ城とは、熊野灘の荒波に削られた海蝕洞が役1.2キロ続く凝灰岩の大岸壁。自然が作りあげた壮大な彫刻美は圧巻。まずは、獅子岩がお出迎え。何千年もの時をかけて生み出された自然の芸術品。高さ25mの、熊野灘に向かって吠える巨大な獅子は、私たち一家のテンションを一気にあげました。

鬼ヶ城の迫力満点の遊歩道。その狭さがスリル満点。

峠超えはすがすがしい達成感がありました。たった1泊2日の旅行でしたが、濃厚で思い出深いものに。タイに住んでいたこともあり、子どもが小さいときにはいろんなリゾート地に行きましたが、やはり、子どもがある程度成長してからの旅行は深さが違いました。子どもがいろんなことを感じて、経験して、それを記憶として覚えていることが何より嬉しい。

「来年も、誕生日プレゼントは絶対に旅行にして!!!」

この息子の一言が、親への何よりのプレゼントになりました。

【世界遺産リゾート 熊野倶楽部】
〒519-4326 三重県熊野市久生屋町1430
TEL: 0597-88-2045     
https://kumanoclub.jp

【鬼ヶ城センター】
所在地:〒519-4323 三重県熊野市木本町1835-7番地
TEL:0597-89-1502 FAX:0597-89-1208
http://www.onigajyo.mie.jp/access.html

 

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この記事のライター

柴口実菜子
柴口実菜子
予防医学食養生士/薬膳食療法専門指導士/和学薬膳®︎博士。元グラフィックデザイナー。1児の母。ドイツ・タイでの生活から、自分でできる体調管理の大切さを痛感。マクロビオティック、薬膳を学ぶ。オトナ&コドモのカラダにやさしく、おいしく、カンタンな食を日々追及中。
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