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冬は「黒」!!黒食材で寒い冬を乗り切ろう!

すっかり寒くなってきた今日この頃。お布団も冬用にし、ダウンジャケットやコートを出し、クローゼットの中もすっかり冬色になった我が家。
シープスキンもお気に入りの椅子にセットし、お部屋も冬に向けて準備万端。

しかし!!冬に備えて準備するのは、部屋や、洋服だけではありません。食事も冬に備えて準備しないといけないのです。薬膳はオシャレと同じ。次の季節を先取りすることがとても大事。季節の変わり目のトラブルをなるべく少なくできるからです。

冬のテーマカラーは「黒」!!
どんどん「黒食材」をご飯の中に取り入れてください。
「黒食材」は冬の味方だけでなく、なんと!!アンチエイジングの味方でもあります。

冬だけでなくドンドン食べたい「黒食材」。一体どんなものがあるかと言いますと・・・・

【黒食材】
黒豆・黒ごま・黒きくらげ・海藻類(ひじき・のり・昆布・わかめなど)・黒砂糖・黒米・プルーン・レーズンetc....

これらの食材を意識してしっかり取りながら、寒い冬に負けない体作りをしていきたいところです。さらに!冬と言えば細菌やウィルスが猛威を振るう季節。感染症からできるだけ身を守るために、頑張って欲しいのが免疫。この免疫に頑張ってもらうためには、体が元気でなければなりません。その元気を補ってくれる食材を食べることも忘れてはいけません。

【元気アップ食材】
さつまいも、山芋、里芋などの芋類・大豆・きのこ類(舞茸、しいたけはきのこ類の中でもパワー強め)・人参など

当然のことながら、寒い冬なので体をポカポカにしておくことも大切。

【ポカポカ食材】
生姜・ネギ・シナモン・唐辛子・胡椒・カルダモンなど

カルダモンはマイルドに温めてくれる頼りになるスパイス。手作りチャイにはぜひ入れてみてください。芋やカボチャを煮る時にも、さりげなく一緒に入れるのがオススメです。

冬は汗もかかなくなり、水巡りの悪さからくるトラブルも多くなりがちに。冬こそ水はけの良い体作りが大事になってきます。豆類は水はけアップ食材元気も同時にアップしてくれる頼りになるお豆たち。とくに水はけ部門では小豆の右に出るものはいないかとそして、やっぱり乾燥対策は必須。秋に引き続き、体の潤いをアップする食材はとり続けてください。

と、ここまで一気に書きましたが、具体的にどんな料理になるの???という質問、出ますよね。というわけで、我が家のごはんの登場です。

●黒米&黒豆ごはん(最強のダブル黒食材使い!)
●黒ごま豆腐(黒ごまはアンチエイジングの味方)
●胡桃入りリンゴ&サツマイモ&甘栗の煮物
●自家製蕪のぬか漬け
●レンコン&黒枝豆たっぷりひじきの煮物
●キノコ&お野菜たっぷりフワフワ和風鳥肉ロールキャベツ
●プーアール茶(黒茶の代表であるプーアール茶は発酵したお茶。体を温めたい冬にピッタリ)

黒食材をたっぷり食べつつも、体を温め、胃腸に優しいご飯に。ひじきには潤い食材のレンコンをたっぷり潜ませ乾燥対策もしっかり。キノコ類をどっさり入れた出汁の効いたフワフワ和風ロールキャベツ。胃腸にとても優しい仕上がりに。子供に「レストランに出せる!」と太鼓判をいただきました。ぬか漬けなどの発酵食品も日本人の強〜〜〜い味方。できるだけ毎日食べるのが理想的。腸内環境を整えることで体も整ってきます。

日本の冬は黒食材だけでなく、「味が深まった根菜類」「甘味を増した葉野菜」を食べることもとっても大切。白菜・長ネギ・ほうれん草・ブロッコリー・カリフラワーなどを遠慮なく食べてください。いろんなものを体に溜めがちな冬。ブロッコリーやカリフラワーなどのアブラナ科の野菜はデトックスだって得意なんです。

結局、何食べて良いのか忘れたし、よく分からない!!!
という方、心配いりません。「迷った時は旬に従え」です。
旬のパワーはすごいんです。

食に気をつけるだけでなく、首、足首、手首の「3つの首」を冷やさないことも大事です。

冬はクリスマスやお正月、バレンタインなど楽しい行事も盛りだくさん。
元気な体で目一杯、家族や大好きな人と一緒に楽しみたいものですね。

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この記事のライター

柴口実菜子
柴口実菜子
予防医学食養生士/薬膳食療法専門指導士/和学薬膳®︎博士。元グラフィックデザイナー。1児の母。ドイツ・タイでの生活から、自分でできる体調管理の大切さを痛感。マクロビオティック、薬膳を学ぶ。オトナ&コドモのカラダにやさしく、おいしく、カンタンな食を日々追及中。
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