作る
2025.6.19
娘も大活躍!みんなで力を合わせて田植え

毎年親戚の田んぼの手伝いに行く我が家。米作りにとって稲刈りと並んで重要なのが田植えです。
例年、田植えの手伝いにも行っていましたが、これまで娘にはできることも少なく、
オタマジャクシやイモリを採ったり、遊んでいる方が多い状態でした。
小学3年生になった今年は、できることもだいぶ増えてしっかり働いていたので、
かなり成長を感じました。
成長した娘の様子も含めて今年の田植えの様子についてご紹介します。
田植えというのは、田んぼに稲の苗を植える作業のことです。
昔は、人が田んぼの中に入り、手で植える「手植え」が行われていましたが、
現在は田植え機を使って植えるのがほとんどです。
米農家は、春先に田起こしや肥料を入れる作業を行い、田植えの前に田んぼに水を入れて、
田植えをしやすくするために代かきという土壌の攪拌作業を行います。
田植えの前には、準備作業も大切です。
毎年田植えをする田んぼは、小〜中規模の大きさで、形が整っていない所もあるので、
乗用タイプの4条植えの田植え機で植え、
その後、植わっていない所に人の手で植えなおしをする方法で田植えをします。
田植え機の条数というのは、
田植え機が一度に植えることのできる苗の列(条)の数を指しています。
条数が多いほうが一度に沢山植えられますが、小回りがきかないというデメリットがあるため、
小〜中規模の田んぼには2〜4条植えの田植え機が適しています。
娘は、苗を運んだり、田植え機が通ったあとをならしたりなども積極的にやっていました。
体が大きくなったので、一輪車も一人で扱えます。
一番頑張ったのは植え直しで、最後は長靴を脱いで裸足になり、
全身を泥だらけにして植えていました。
植え直しは、泥に足が取られるので、慣れないとなかなかの重労働です。
全て手で植えていた昔は、大変な仕事だっただろうなと改めて感じました。
美味しいお米が沢山収穫できるように頑張ります。
遊びも忘れず、サワガニやカエルの卵なども採りました。
今年は人手も多かったので、親戚みんなの協力で無事、一日で田植えが終わりました。
米不足も深刻になっている昨今、このように自分たちで作って米を食べられるのは、
大変貴重な機会だと思います。
また秋には、稲刈りの手伝いで家族で収穫の喜びを感じたいです。
娘には、米は簡単にはできず、多くの人の手や手間暇がかかっていることを知り、
感謝の気持ちを忘れずに新米を味わって欲しいなと思います。
この記事のライター

- 奥牧双葉
- 長野県在住。一児の母。 製菓衛生師/只今、お菓子の企画・開発職として修業中。 これまでパティシエールとして働いてきた経験を活かし、大好きなお菓子作りや料理などを中心に、皆様に手作りの楽しさをお伝えしていきたいです。