暮らす
2018.5.30
料理上手な夫が晩ごはんに3時間かかった理由
食べるプラスというコミュニティに属していながら、料理がストレスの妻。
対して料理がストレス発散の夫。
子供たちとお風呂から上がれば、熱々の晩ごはんが食卓に並ぶ我が家。
15分〜20分程でサッと料理してくれることも多い。
ところがこの日は違った。「今日の晩ごはんは3時間かかります。」
私は普段ママ向けにピラティスレッスンをしているが、
いつだったか育児中のママ達が答えているアンケートを目にした事があった。
いったい夫に何があったのだろうか。
私は普段ママ向けにピラティスレッスンをしているが、
いつだったか育児中のママ達が答えているアンケートを目にした事があった。
「3時間あったら何がしたい?」という問いに、1位は「美容室へ行く」だそうだ。
まさか下ごしらえを終えた夫が散髪に行くわけでもなく…
次に私が思い出したこと。
以前、子供たちが寝しずまったあとの夫婦時間に観ていたテレビ番組だ。
それは宮大工の修行に密着したものだった。
「勤務終了後に3時間ほどかけて気持ちを込めて丁寧に道具を研ぐ」という場面を一緒に観ていたことを思い出した。
「えー!3時間!」と未知の世界のそれに驚いた私に対して、
「わかるわ〜」とつぶやいた夫を二度見したことも。
まさか料理前に気持ちを込めて丁寧に3時間ほど包丁を研ぐつもりだろうか…
なにより「今日の晩ごはんは3時間かかります。」を耳にするのはこの日が2度目だった。
1度目は「鶏ガラで出汁を取りラーメンを作ります。」。
これが「もう外でラーメン食べられないね!」と大人も子供も大絶賛だった。
結論から言うと、今回は鶏から牛にバトンタッチ。
牛骨(牛スジ)から出汁を取ったラーメンもまた前回の鶏ガラに続き家族皆が大絶賛。
残ったスープももちろん無添加で、子供たちに「のまなくてもいいよ」と止めることもない。
果たして3度目の「今日の晩ごはんは3時間かかります。」という日は来るのだろうか。
出汁がしっかり出て美味しいのはもちろん、家族のために3時間かけて作ってくれた気持ちのこもったラーメン。
多忙でなかなか近所のスポーツジムに行けない夫。会費がもったいないから辞めたらと言ったことを謝っておこうか。
この記事のライター
- 桑原雅
- BESJ認定ピラティストレーナー。 3児の母。料理が苦手。かたや、料理こそがストレス発散な夫。そんな我が家の食卓事情「ダンナ飯」を妻目線でお届け。