暮らす
2017.9.11
真夜中に起こる夫婦の餃子問題
ある夜、餃子を焼きながら仕事をしていた夫。
私「餃子焦げてない?」
夫「まだや。」
私「うそー、一回見てみようか?」
夫「触ったらあかん!!音でわかるやろ。」
私「へ?音?なに、音って?」
夫「聴いててみ。」
2人「・・・・」
夫「ほらっ!!今変わったやろ?ジューがパチパチになって…」
ちょっと奥さん知っていましたか?
餃子の焼き具合は音で確認するんですね。
シューがジューになって最後パチパチらしいです。
私「へぇ〜よくそんなん知ってるね!!」
夫「小学校出てたらわかる!!」
私「それ私の頃から省かれてるんやわ。」
(私は記念すべきゆとり第一世代。夫は年上。)
そんな風にして、餃子の焼き具合は音で確認するのを学んでから数日後のこと。
完全にキャパオーバーの2歳差3人育児に、ピラティスのお仕事…
子供たちを寝かしつけて、いつのまにか寝落ちしていた私。
夜遅くに帰宅した夫。
寝室へ来て何度も私の名前を呼んでいる。
普段多忙でなかなか一緒に過ごす時間を取れていない。
ここは起きてゆっくり話でも…
いや、夜中も授乳にトイレの付き添いに、部屋の右端で寝たのに、起きたら左端に移動している息子の暴走を止めに、今夜も何回起きないといけないのか…
よし、このまま寝てしまえ!と戦っていた私。
寝室からなかなか出てこないそんな妻に夫は続けてこう言った。
夫「あの〜餃子食べへん??」
私「餃子??いいです。」
夫「めっちゃ美味しくできたから食べて!!」
私「明日食べるから置いておいて。」
夫「今食べて!今じゃないと美味しくない!1個でいいから!!」
近年、夫婦喧嘩や不仲の原因として、家事や育児における“妻の理想”と“夫の貢献認識”の差が話題に。
母となってからというもの、立ち食いそばならぬ、立ち食い納豆ごはんで済ましているような妻に、たまにはゆっくり座って、出来立て熱々の餃子を食べてもらいたい夫。
それより寝かせてほしいという妻。
ただ、これからも夫婦円満で食べるプラスに夫との記事を書きたいので、今後はさっさと起きて夜中に餃子の1個ぐらい食べることにします。
この記事のライター
- 桑原雅
- BESJ認定ピラティストレーナー。 3児の母。料理が苦手。かたや、料理こそがストレス発散な夫。そんな我が家の食卓事情「ダンナ飯」を妻目線でお届け。