作る
2020.6.17
空前の器ブーム!〜竹口要さんの器で楽しむ特別な日~
今年の誕生日は家族みんなでフレンチを食べに行く予定だったのですが、外出自粛でその願いは叶いませんでした。
それでもお祝い気分を味わいたい!と思った私は、最近ハマっているバスク料理が味わえるお店『チャゴルバ』でコース料理をテイクアウトして、収集しているお気に入りの器に盛り付けてお家レストランを再現することにしました。
テイクアウトBOXに入った状態だとこんな感じですが…
お気に入りの器に盛り付けるとこうなります!
そしてちょっと斜めに寄ってしまった左の魚介類のBOXは…
こうなりました〜!
いかがでしょう?
ただでさえ美味しそうなのに、美しい器に盛り付け直すとまるでレストランで出てくるコース料理そのものです!
この器は、インスタグラムなどのSNSで話題の『作家ものの器』です。
陶芸家が一つ一つ手作業で作った陶器。朝ドラの影響などもあってか、器の収集は大ブームが続いています。
人気のある作家の個展では整理券が配られ、あっという間に売り切れることもあるそうですよ。
大量に生産される工業製品とは違って、ひとつひとつ仕上がりに違いがあり、この世に同じものはひとつとありません。個性的なデザインが多いのも魅力です。
先ほどの写真の器は、私が昔から大ファンで収集している陶芸作家、竹口要さんのものです。
NHKでも取材をされたことのある著名な方で、滋賀県で作陶されています。
若い頃はインテリア雑貨店などでプチプライスな食器ばかり集めていましたが、
この作家に出会ってから私は『本当に好きな器』だけをお金を貯めて少しずつ収集することにしたのです。
特に気に入っているのがこのスープカップ。
持ち手の部分もくるんとしていて可愛いですが、器の縁の丸みを帯びた曲線が大好きなんです。
皿に重ねても素敵。
去年のクリスマスは、このスープカップになんとクノールのカップスープを注いでディナーに出しました。笑
器がよければインスタントのコーンスープがこの通り!
なんだかとても高級なスープに見えるのです…!
『テーブルコーディネートなんて自信がないから作家の器を買うなんて敷居が高いわ…』という方にはまずは同じ作家のシリーズを集めることをお勧めします。
ファッションの世界だと全身シャ○ルとか全身ユ○クロはちょっとアレレな感じになってしまいますが、器の世界ではそんなことにはなりません!
私も器のコーディネートには自信がないのですが、去年のクリスマスは竹口要さんの器で揃えたディナーにしてみました。
S&Bのたらこパスタソースで作った手抜きメニューなのにこの通り…!
器が一流だと即席のパスタも横綱の風格ですね。
スープカップと深皿、デザート用のお皿とコーヒーカップを同じ作家で揃えました。
何も考えなくても器同士が調和してくれるのでテーブルコーディネートも簡単でした。
ちょっと敷居が高いと思われがちな作家ものの器ですが、市販のレトルト食品やパパッと作った焼きうどんを入れたっていいんですよ!
なんでもない日常の食事が、お気に入りの器に盛り付けるだけで『特別な日』に変わるのです。
料理にこだわらなくてもいいと聞けば、少し、興味が湧いてきた方も多いのでは!?
次回は大阪で作家の器を購入する時にオススメのお店をいくつかご紹介したいと思います。
この記事のライター
- こは村 こはる
- ライオンのように強い母でいたい。でも、柔らかで、甘くて優しいお母さんでもいたい…そんなまるでポン・デ・ライオンのような心を持つ一児の母。なんの資格も持たない普通の主婦がお届けする、おもしろおかしい日々。