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『ポテトサラダくらい作ったらどうだ?』に対する私の答え

SNSの世界ですっかり悪名高い存在になりましたね。『ポテトサラダくらい作ったらどうだおじさん』
なんでもスーパーの惣菜コーナーで高齢の男性が幼児連れの女性に対して『母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ』と発言したとか。
女性はポテトサラダを手に俯いたまま、落ち込んでいたそうです。

なんてひどい話でしょう!
そんな減らず口を叩くおっさんの口を茹でた熱々のふかし芋で塞いでやりたいですね!

この事例に限らず、日本の母親に対する世間からの期待値って無駄に高いと思います。
子供が産まれたばかりの頃、地域の離乳食セミナーに参加すると講師のおばあちゃん先生が当たり前のように『乳幼児から子供の味覚を育て、将来に渡って健康を守るのはお母さんの役目』などと言われ面喰ったことがあります。

『お母さんだけちゃうで~!お父さんもおるねんで~!母親だけ責任、重すぎるやろー!笑』と突っ込みたくなりました。
今だ日本には『夫の健康を守るのは妻の役目』なんて訳の分からないことを言う人もいますよね。
(40歳過ぎのオッサンが自分の健康のために何を食べるか、自分でちゃんと考えられるはずです。妻の責任では決してありません。)
日本の父親の育児スキルがなかなか上がらないのは妻のせいだけではないな…と実感した出来事です。

さて、前置きが長くなりましたが『ポテトサラダくらい作ったらどうだ?』に対する私の答えを言います。

 

『アタシはやろうと思えばできる女!5分もあれば出来るわ!』

なんだ結局、頑張り屋さんか!と思われそうな展開ですが、飽きずに最後まで読んでみてください。

いいですか。
私は今からですね、世界で一番早いポテトサラダの作り方を伝授します。
しかも嬉しいことにじゃがいも1個分、少量のポテトサラダです。
ちょっとだけでいいんですよね、ポテトサラダって。
メインのおかずじゃありませんしね?
あまりに簡単で早すぎるので読んでいて気持ち良くなりますよ?
それではどうぞ!!

使う材料は以下の通りです。

【材料】
・『北海道じゃがマッシュ』(乾燥ポテト)…30g

・冷凍したキュウリ…半分程度
・茹で卵…1個
・牛乳、もしくは水…120cc
・マヨネーズ…適量
・お好みで塩、酢など

いわゆる乾燥ポテトの『北海道じゃがマッシュ』
30gでなんとジャガイモ1個分のマッシュポテトが作れます!ジャガイモを1個だけ茹でるのってめっちゃ面倒くさいですよね!ありがとう、カルビーの人!

私の家ではいつもは焼きたてのハンバーグの下にこのマッシュポテトを敷いてレストラン風に盛り付けて食べています。肉汁とソースが染みてそれはそれは…美味しいんですよ〜!

まずはポリ袋にじゃがマッシュを30g入れてください。
できれば『アイラップ』などの耐熱性のあるポリ袋がオススメです。

さて、忙しいので30g計るのも面倒です。
そこで登場するのがほとんどのご家庭にあるはずの米1合用の計量カップ。
4分の3の目盛りくらいがちょうどじゃがマッシュ30gになります。
この目盛りを覚えておけば次回からスケールで計量しなくてもいいですね!

このくらい!
じゃがマッシュをポリ袋に入れたら、次は温めた牛乳か水を120ccを注ぐのですが、なんと偶然にも先ほどのカップ4分の3が120cc程度になります。

米用の計量カップ、便利すぎ!

先ほどのポリ袋に温めた牛乳を注いだら揉んでください。

『ポテトサラダくらい作ったらどうだ?』と知らないおじさんに言われた気分になって思い切り揉んでください。

ジャガイモを一から茹でて丁寧にポテトサラダを作ってあげたのに、メインだけ食べてサラダを残した夫の顔を思い浮かべながら揉んでください。

 

おっと〜!その辺で終了!
あんまり力強く揉みすぎると、粘りが出ますよ〜!!笑

次に別のポリ袋に茹で卵を入れて潰してください。

夫に『腰痛でしんどいからウエストら辺に湿布を貼ってくれる?』とお願いした時に『うーんと…君のウエストはどの辺かな?』と言われたあの日を思い出しながら揉み潰してください。

ここまで粉々にしなくていいです。力が入り過ぎました。

さて、今回の作業で唯一、面倒なのは冷凍きゅうりです。
水で流して半解凍の状態になったら薄く輪切りしてください。

冷凍きゅうり、本当に便利なんです。
スライスして絞るだけで、塩揉みした後のようなしっかりと水分の抜けたきゅうりができるんです。

即席浅漬けや、酢の物にも使えます。胡瓜が安い時にまとめ買いして冷凍庫に入れておくと便利ですよ。

最後にポテト、茹で卵、絞ったきゅうり、そしてマヨネーズを適量入れてポリ袋の中で揉むだけで完成です!
お好みで塩やお酢を足してもいいですよ〜!

赤ちゃんを抱っこ紐でゆらゆら寝かしつけながらでも作れます。

子供に揉んでもらうのもいいですね。
在宅ワーク中なのにカメラを手にする母を見つけると子供たちが木に群がるカブトムシのようにまとわりついてきます。
どうにもならないのでキャメラ出演してもらいました。

全体がよく混ざったら完成です。
お皿にカット野菜をのせて、その上にポテトサラダをドバーッと盛り付けたら…

どうでしょう?
即席とは思えない仕上がりではないでしょうか?!
荒く潰した茹で卵をさらに上に乗せるとデリ風になります。

わおー!パチパチ~(拍手お願いします)!!
めっちゃ美味しそう!手抜きには見えないですよね?

洗い物も少ないし、ジャガイモの皮をむいたり茹でたりする必要もありません。
卵を茹でることすら面倒だったらセブンイレブンにいきましょう。あの店に行けばいつでも美味しい茹で卵が売ってますからね。
冷凍キュウリを切るのが面倒だったら潔く、入れないという決断をしましょう。
マヨネーズの力を借りたらポテトと卵だけでも十分、美味しいですしね。

いかがでしょう?米用の軽量カップ、乾燥ポテト、冷凍キュウリなど様々な時短要素を駆使してあっという間に作れました。

毎日のご飯作りって大変ですよね。
仕事をしていてもしていなくても、
保育園に通わせていてもいなくても、
子育てしているだけで目が回るほど忙しいです。

たまにはスーパーのお惣菜を買ってもいいし、時短アイテムを使ってパパっと作ってもいい。
一生懸命、戦っている母親たちは部外者の意見にいちいち心を痛めている暇などないのです。
些細なことで悩まなくていいように過ごしたいものですね。

さあ、今日も子供たちと、そして妻のウエストの位置を見失った夫と、楽しくご飯を食べましょう!

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この記事のライター

こは村 こはる
こは村 こはる
ライオンのように強い母でいたい。でも、柔らかで、甘くて優しいお母さんでもいたい…そんなまるでポン・デ・ライオンのような心を持つ一児の母。なんの資格も持たない普通の主婦がお届けする、おもしろおかしい日々。
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