作る
2020.2.7
コンビニの豚まんを焼く日
そのままの君も大好きだけど、たまには違う君も見てみたい。
僕たち、マンネリ化してるだろ?
君もそう感じてるんじゃないかな…
決めた。
今日、君を焼く!
こんがりと焼いた君を食べてみたい!
ああ…まさか!
君をこんがりと焼く日がくるだなんて!
こんなたっぷりとオイルを塗ったフライパンの上で君を弱火で…じっくりと焼く日が来るだなんて!!
裏返して、ぎゅーっと押しつけてみるね!
ごめんね!優しくするね!
なんて…なんて美味しそうなんだ…!
いつもの君じゃないみたいだ。
このまま食べちゃいたいくらい。
でも、ちょっと待って。
今夜はアレを用意してるから…
そう、アレだよ。
鰻を買ったときについてくる、アレ…
うん、そう。タレだよ。
甘辛くて、とっても美味しいんだ。
かけるよ?
大胆にかけるよ?!
どりゃーーー!
どりゃどりゃー!!!
おお…
これは…!君はまるで…
あの有名な祇園祭名物『しみだれ豚まん』みたいじゃないか…!
(死ぬほど暑い夏に並ばないと買えないから食べたことないけど)まるで『しみだれ豚まん』そのものじゃないか!
『おいでやす〜、しみだれはぁん〜!うち、もうアンタのこと、離しまへぇ〜ん!!』
なんて言っちゃいそうなしみだれ感…
ちょっとつまみ食いしちゃうね?
うぉーーーい!旨すぎる〜!!
タレを追加して…
うおぉ〜い!!旨すぎるぞぉ〜!!
ここに旨すぎる豚まんがいるぞー!!
皮がパリパリなのに中がジュワ〜!そして何にかけても美味しいあのタレが甘じょっぱくって…もうたまらな〜いっ!
すぐに手に入る気さくな存在の君に、まさかこんな一面があっただなんて…知らなかったよ。
僕たち、これからもいい関係でいられそうだね…。
この冬もよろしく。
コンビニの豚まん…!
この記事のライター
- こは村 こはる
- ライオンのように強い母でいたい。でも、柔らかで、甘くて優しいお母さんでもいたい…そんなまるでポン・デ・ライオンのような心を持つ一児の母。なんの資格も持たない普通の主婦がお届けする、おもしろおかしい日々。