作る
2023.5.16
生ココナッツから作るココナッツミルク
お土産に頂いた生のココナッツを使って、 義妹たちと娘がココナッツミルクを作りました。なかなかない貴重な経験ができたと思うので、作り方をシェアします。
今回使用した実は、元々はココナッツジュースとして売られていたので、まずは、ストローを刺して中のココナッツウォーターを飲みます 。娘は、ココナッツウォーターも初めて飲んだので、味や透明な液体が実の中からでてくる事にも驚いていました。
中身を空にしたら、つぎは、外側の固い殻を割って中身の白い部分だけ取り出します。 この作業は一番大変で殻が固すぎてなかなか割れず、ノミと槌を使って2~3人がかりで割りました。
割れると内側の胚乳と呼ばれる真っ白な部分が出てきます。この部分が、皆さんにもお馴染みのココナッツミルクやお菓子に使われるココナッツファインなどになります。
ここからは、いよいよココナッツミルク作り。ココナッツミルクの作り方を調べてきた義妹に教わります。
筆者が驚いたのは、殻ごと電子レンジにかけるところ。レンジで加熱することによって外皮と胚乳部分が簡単に離れやすくなり、外皮の下の薄皮もピーラーで簡単に剥けます。
白い部分だけ取り出したら刻んで、水と一緒にハンドブレンダーで攪拌します。 ココナッツの胚乳は油分が多く水だと脂が固まってきてしまったので、途中からお湯を加えて混ぜました。
水分量が増えるとどんどんココナッツミルクっぽくなってきます。
分量の水が全て入ったら、ふきんやキッチンペーパーとザルで濾し、絞ります。
ついにココナッツミルクの完成!好みで砂糖などを加えて飲みます。搾りたてのココナッツミルクは、コクがあってほんのり甘く、フレッシュ感があってとても美味しいです。お家でココナッツミルクが作れることに感激しました。
搾りかすが大量に出るので、こちらは乾かしてお菓子に使います。製菓材料でも使われるココナッツファインやココナッツロングなどは、こちらの搾りかすからできています。使いきれない時は、冷凍庫で保管すると良いですよ。
筆者も、こちらで後日ココナッツケーキやココナッツクッキーを作りました。
ココナッツは、食物繊維も豊富で、中鎖脂肪酸を多く含み、抗菌・抗ウィルス作用、認知機能の改善、ダイエット効果、むくみの予防など健康効果も高い食品。自分で加工すれば添加物なども安心です。
皆さんも、もし生のココナッツを手に入れる機会があったら、ぜひココナッツミルクづくりにも挑戦してみて下さい。
この記事のライター
- 奥牧双葉
- 長野県在住。一児の母。 製菓衛生師/只今、お菓子の企画・開発職として修業中。 これまでパティシエールとして働いてきた経験を活かし、大好きなお菓子作りや料理などを中心に、皆様に手作りの楽しさをお伝えしていきたいです。