作る
2018.2.2
節分におすすめ、チャンジャ巻き!
どうも、土用の丑の日の山積みの鰻は買ったら負けと思ってしまうのに、毎年なぜか節分の巻き寿司だけは乗っかってしまう永田です。(鰻は大好きです)
関西では、節分の日には巻き寿司をその年の恵方に向かってしゃべらずに1本まるかじりするという儀式が恒例なのですが、みなさんはされますか?
私は、小さい頃はなぜかそれをきっちりやりたい変な子供だったのですが、妹としゃべらせ合う小細工をお互いに仕込みながらも毎年なんとかして沈黙のまま食べきるようにしていました。
といっても巻き寿司って甘い印象があり、めちゃくちゃ好きなわけではなかったので、大人になってからは今一つ気が乗らなかったのですが、去年の節分に知り合いの韓国料理屋さんが作るキンパを2種類わけてもらってから、毎年もぅキンパにしようって決めちゃいました。
それがかなりおいしかったんです!
ごま油とチャンジャ、ナムルの組み合わせが最強でした。
そこで、今年は自分たちでも作ってみたいなと思って挑戦してみました。
助っ人は、元京都のおでん屋を仕切っていた女将こと友人のとむちゃん。
彼女はなんせ手際がいいっ!!!びっくりな速度であらゆるものを同時進行で作っていきます。
(他人のキッチンなのに、感覚ボウルや調味料を探していきます)
そして私は、お気に入りの赤のエプロンをつけて料理番組のアシスタント並みになにもしない人を演じつつ、「先生、香りがいいですねぇ」などとつぶやく係をしていました。
というか何をしていいのかわからないのです。
でも京都の女将が何もしない状態で終わらせてくれるはずもなく、途中から指示にしたがって具材を巻く係に任命されてしまいました。
購入した海苔は二種類。
1つはサラダ巻き、1つはキンパにすべく韓国のりのように塩がついているものにしました。
蟹ではないけど、ほぼカニと自分で言い放つカネテツのカニカマ。
そして、今回の心臓部分と言っても過言ではないチャンジャ。
この2つはなかなかいい仕事をしてくれるんですっ。
キンパのほうは、ほうれんそうナムル、錦糸卵、ごま、チャンジャ、きゅうり、マヨを巻きました。
サラダ巻きのほうは、サニーレタス、きゅうり、ほぼカニ、アボカドとクリームチーズをわさび醤油とマヨであえたもの、かいわれ、マヨ。
巻きすは、100円ショップでGET!
出汁巻きも、ラップに包んでから巻きすでぎゅっと引き締めて冷ませば、まるで料亭みたいな出汁巻きの形になるので持っていない方は1つあるととても便利ですよ。
我が家は、卵焼き用の四角いフライパンを持っていないので、いつも普通のフライパンでゆるめに作ってから巻きすで成型しています。
おかずは、残りのナムルと、切り干し大根も炊いてくれました。
女将がささっと作ってくれた卵入りのお吸い物。
こっれがもぅ、今年飲んだ液体の中では最上級にごちそうでした。
いくらは、後乗せトッピングで♪
お吸い物や切り干しに使ったのは、屋久島のあごだし。
友人が送ってくれてからハマっています。
燻製というのも旨味のポイント!味噌汁も鍋もなんでもこれをベースにおいしく仕上がるんです。
だしパックは軽くて保存がきいて、なおかつどこの家庭でも使うものなので、ちょっとした贈り物には最適かもしれませんね!
福豆も忘れずに。
我が家には男子が二人いるのですが、(1歳3歳)まぁ最近寝るのが遅いし、言うことも聞かないし、鬼から電話というアプリに頼って「はよ寝な鬼さんが来るよ!」と脅す決まり文句も、言い続けて全然鬼さんが来ないのですっかり効能が薄れつつあります。
そこでいいチャンス!ってことで、近所に住む友人に鬼役を依頼したら「その日はちょっと仕事やから別の日でもいい?」って、
「いいわけないだろうよ!」
サンタと鬼は当日に来てください。
とむちゃん渾身の「金棒」(わざわざ京都から持参…すり鉢の棒)
でも鬼のそばにおくと金棒感でるでる~!!
こはるさんからいただいたお箸飾りも、この日に使いたくてずっと温めていました。
紙でできているのですが、来客用のお箸を中に通して食卓に並べ、食事中は箸置きにもなるというフォトジェニック食卓グッズです。
このピンクのグラデーションがとっても気に入ってしまって、ぜひお花見にも使いたかったので、「濡らすなよ、汚すなよ」と暗示をかけながらお出ししました。(そして軽やかに回収。いやなホストですね。)
いかがでしたか?
子ども用にはツナやソーセージ、コーンを巻いても喜びそうだなぁと思いました。
息子は普段は好きなものしか食べないのに、この日は女将の料理の腕のせいか、巻き寿司の特別感か、パクパク食べていました。
30歳になってふと考えたこと。
もし100歳まで生きることができたとしても、誕生日もクリスマスもお正月もあと70回だけ!
節分もイースターも、もちろん土用の丑の日も、ないがしろにせずにイベント1つ1つを思いっきり楽しんでいきたいなーって思いました。
そう思い始めると、なんでもない毎日も次のイベントは何作ろう?何食べよう?と、楽しめる気がするし、ちょっとした悩みがでてきたとしても、あと70年をめいっぱい楽しむことのほうが大事ですよね。
お金をためても、欲しいものをたくさん買っても、どれもあの世には持っていけないし(笑)
美味しいもの、楽しいことにどん欲になって、いろんな想い出をたくさん作っていきたいと思います。
この記事のライター
- 永田尚子
- 整理収納アドバイザー。 主婦だって野心を叶えたい!水面下ではバタバタともがきつつも、「やるべき家事」と「やりたいこと」のバランスを追い求めて試行錯誤の日々。2男児の母。