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クスパで1日料理教室の講師に挑戦!

6月に「オレンジページの学校」の企画で、1日料理教室の講師をしました。
初めての本格的なオンラインお菓子教室への挑戦で、
様々な気づきや学びになった事も多かったので、今回の体験を共有したいと思います。

筆者と同じように、オンラインでの料理教室開催に興味がある、
一歩踏み出したいという方の参考になれば幸いです。

教室開催前の準備

オレンジページの学校内で企画が立ち上がって、「クスパ」という料理教室専門の検索サイトに
「オレンジページの学校 クスパ校」というページが作られました。

講師として参加希望の部員は、このページ内に自分のレッスンページを作って
生徒の募集を行います。
今回は、希望によってオンラインとオフラインのレッスンが選べ、
筆者は日程の都合でオンラインのレッスンを選択しました。

コンセプト決めと資料の準備

料理教室の開催が決まったら、必要なのは、講座のテーマ決めとスライドやレシピなどの
資料作りです。
筆者は、パティシエ経験を生かして、長野県の食材を使った米粉マフィンのレッスンを
することにしました。

料理やお菓子は、手元カメラを使ってライブで作りながらのレッスンが多いですが、
今回は、スライドとデモンストレーション動画を使ったレッスンにしました。

親子向けの講座だったので、前半でスライドを使った長野の食材の説明や、
お菓子作りが子どもの成長に与える影響などの食育的な講義をして、
後半でマフィンの作り方を動画を交えて説明した後、
筆者がアドバイスしながら実習してもらい、最後に質問に答えるという構成です。

スライドやレシピなどは、これまでもある程度作った事がありますが、
動画の編集は、見やすくカットしたり、音声を吹きこんだりするのが難しかったです。

経験豊富な先生からのアドバイス

開催までの間に、オレンジページの学校内で「はじめての料理教室勉強会」が4回ほどあり、
経験豊富なフードコーディネーターの木戸ひろえ先生から
レッスンの組み立てやすすめ方などについて色々教えていただきました。

筆者は、当日の進行が心配で質問したところ、
タイムスケジュールに沿って進行表を作ると慌てないという事を教えてもらい、
当日もアドバイス通り進行表を傍らに置いて進めました。
この進行表のおかげで、本番当日も抜け漏れが防げて、
ほぼ時間通りのタイムスケジュールで進められました。

これから料理教室に挑戦される方は、事前に進行表を作っておくのは大変おすすめです。

先生同士でリハーサル

さらに、講師同士が3人1組位のグループになり、事前にデモ講義を受け合う時間もありました。
リハーサルをすると、
当日に向けての改善点がクリアになるのと、
先に何回か講義の練習をしておくことで本番の緊張も多少和らげられるので、
やって良かったと思いました。

特に、他の方が取り入れていた、メインカメラと手元カメラの切り替えは難しそうで、
本番前に練習して慣れておく必要があるなと感じました。

集客の難しさ

一番難しかったのが集客で、Instagramや XなどのSNSで告知したり、
知人友人に声をかけたりしましたが、人を集めるのは大変でした。

編集部からのアドバイスとしては、「売り込み」ではなく、
「お知らせ」という気持ちで声をかけるのが大切とのことです。

自分の活動を周囲にわかりやすく伝えて認知してもらうのは、今後の課題です。

緊張のお菓子教室本番

自分でもリハーサルをしたり、スライドのチェックやzoomの調整をしたりなどしていよいよ本番。

今回は、オレンジページの学校主催なので、編集部の方と事前に軽い打ち合わせがあり、
開始前の緊張が少し和らぎました。

zoomの背景を映すために使ったグリーンバックのセッティングがいまいちで、
自分の画面が不安定になり、少し見にくくなってしまったので、
使用するツールの扱いに慣れておくのも大切だと思いました。

開催してみての気付きとオンラインならではの難しさ

開始早々のトラブルとしては、1人当日不参加の方がいて、講座のスタートが少し遅れました。
今回は、プラットフォームの都合上、
講座が始まってから個別に連絡を取ったりするのは難しかったので、
事前にしっかりリマインドするなどの備えが必要かなと感じました。

受講者の皆さんは、楽しそうに参加して下さいましたが、
実習中にwebカメラで手元を映すのは難しいといった問題などもあったので、
作りながら講座をする場合には、何か工夫が必要かもしれません。

受講した生徒さんからの嬉しい感想

初めての挑戦で拙い部分はあったものの、生徒さんからは嬉しい口コミをいただきました。

簡単だけど本格的!パティシエが教える米粉マフィンの講座に参加しました。調理工程を先生に確認しながら作業ができたので、美味しく出来上がりました。長野の食材についてや、米粉と小麦粉の特徴の違いも教えていただき、知識も増えました。質問もたくさんできて、楽しい料理教室でした。ありがとうございました。」
(クスパ内の口コミより引用

生徒さんが楽しく受講でき、仕上がりにも満足してくれている様子だと何より励みになります。

これからの展望

ドキドキで一歩踏み出したオンライン料理教室。準備段階では、
本当に自分にできるか不安になる場面もありましたが、結果的には挑戦してみて良かったです。

実際のお客さんの反応やどんなニーズがあるか、
今後も開催するにあたっての課題などに気が付く事ができました。

今後は、食育も意識した子供向けのお菓子教室として、
自由研究向けの講座や定期的に開催する講座も開催してみたいです。

講座を通して、お菓子作りの楽しさや、お菓子作りのある豊かな生活について
お伝えできたら良いなと思います。

 

 

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この記事のライター

奥牧双葉
奥牧双葉
長野県在住。一児の母。 製菓衛生師/只今、お菓子の企画・開発職として修業中。 これまでパティシエールとして働いてきた経験を活かし、大好きなお菓子作りや料理などを中心に、皆様に手作りの楽しさをお伝えしていきたいです。
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