イベントレポート
2026.4.23
食改さんの総会でエシカル消費について学ぶ「はじめませんか?エシカル消費」

食生活改善員(食改さん)の講座を終えてから、最初の本格的な活動として、
松本市食生活改善推進協議会の総会がありました。
前半は、役員の紹介やあいさつ、事業報告や決算報告などの議事があり、
後半では、長野県消費者教育アドバイザーの太田真由美先生による、
「はじめませんか?エシカル消費」という、エシカル消費に関する特別講演会がありました。
「エシカル消費」というのは、まだあまりなじみがない言葉かもしれませんが、
これからの社会にとって非常に大切な考え方だと感じたので、
読者の皆さまにも簡単に共有します。
「エシカル」というのは、英語で「倫理的・道徳的」という意味で、
「エシカル消費」は、「人や社会、環境、地域に配慮した思いやりのある消費」を指します。
(講演会の資料より引用)
現在、日本では、食べ物や服などほとんどのものは、
豊かにあって比較的簡単に手に入れることができます。
物価高騰などの問題はありますが、
生きていけないほどの貧困や飢餓などとは
無縁な方がほとんどではないでしょうか。
ところが、世界中で見ると、貧困や飢餓の問題は深刻で、
日本に輸入されている服やチョコレートなども、
児童労働や、人権侵害を伴う過酷な労働に頼って生産されているという現実があります。
しかも、その一方でまだ食べられる食品が捨てられる「食品ロス」は増え続けていて、
製造や輸送の影響による環境の破壊や地球の温暖化なども進んでいます。
食べ物が運ばれる距離と重さから算出される、「フードマイレージ」は、
日本がダントツでトップというデータもあります。
遠い国の出来事に感じられるかもしれませんが、
このような現状は、私たち一人一人のこれまでの消費行動の結果です。
急に消費行動を変えることは難しいですが、私たちにも日ごろからできることがあります。
まずは、小さなことでも改善してみるのがエシカル消費の第一歩です。

普段からできるエシカル消費のヒント
・マイバッグやマイボトルを使う
・必要なものを必要なだけ買う
・商品を買う時は、期限の短い手前から買う
・環境に優しい「環境ラベル」商品を選ぶ
・地産地消の商品を買う
・寄付付きの商品を買う
・リサイクルする
いきなりフェアトレード商品を買うのはハードルが高くても、
環境マークがついた商品や児童労働を撤廃する「スマイルカカオプロジェクト」に
参加している企業の商品を選ぶだけでもエシカル消費になります。
お菓子などを買う時に、パッケージの裏を見てから買う習慣をつけると良いかもしれません。
長野県には、「しあわせバイ信州運動」という、県内での経済循環を高めることを柱にしつつ、
より良い未来を選択するための消費行動(エシカル消費)に取り組む消費運動もあるそうです。
「一人ひとりは小さくても、みんなが変われば世界は変わる」
よく言われることですが、本当にその通りだと思います。
簡単なことでも、自分ができる範囲から、「はじめませんか?エシカル消費」
この記事のライター
- 奥牧双葉
- 長野県在住。一児の母。 製菓衛生師/只今、お菓子の企画・開発職として修業中。 これまでパティシエールとして働いてきた経験を活かし、大好きなお菓子作りや料理などを中心に、皆様に手作りの楽しさをお伝えしていきたいです。
