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簡単!冷えとり名人ヨモギを使った春の米粉蒸しパン

寒い冬が終わり、体にいろんなものを溜め込んでいた時期から一転、春はデトックスタイムに。冬に溜め込んだ余分なものをドンドン出して、体を軽くしていきたい時。このデトックスを助けてくれるのが春の山菜たち。山菜を食べることで、体が目覚めて、余分なものを出してくれるのです。ただ、この山菜たちは体を冷やすものが多く、春の寒い時期は体を冷やさずデトックスしたいというのが本音。そんな想いにバッチリ応えてくれる優秀な食材が、冷えとり名人の「ヨモギ」です。

ヨモギは漢方薬にも使われる実力者。漢方名は「艾葉(がいよう)」と言います。『病を艾(おさ)める』つまり『病を止める』という意味から「艾葉(がいよう)」という名がついたほど。お腹をポカポカにしながらデトックスしてくれます。お灸に使われるもぐさもヨモギの一部。ヨモギのポカポカ効果を期待したものです。ヨモギの葉を袋に入れてお風呂に入れるとポカポカ効果が持続するとも言われています。とにかく冷えをとるのが上手。

今回は、そんなヨモギを使った美味しい蒸しパンの作り方をご紹介させていただきます。卵&乳製品フリー、グルテンもフリーなおやつ、ヨモギ米粉蒸しパンになります!大人はもちろん、お子さんのおやつにもピッタリなおやつです。9歳の息子は大絶賛してくれ、一気に4つ食べてくれました。

米粉ヨモギ蒸しパン(6.5センチカップ5個分)

【材料A】

●米粉(「共立  米の粉」使用)100g
●ベーキングパウダー(できればアルミニウムフリー)5g
●ヨモギパウダー 3g
●塩 ひとつまみ

【材料B】
●豆乳(できれば成分無調整豆乳)90g
●甜菜糖 20g
(ムソーてんさい含蜜糖・粉末を使っています。なければお持ちの砂糖で)

●菜種油 10g(なければお持ちの油で)

まず、作る前に蒸し器を温めておくこと。豆乳は常温に戻しておくこと(きちんと膨らませるため)。

①材料Aと材料Bはそれぞれ別のボールに入れて泡立て器でよく混ぜておく。蒸し器を温めておく。

②材料Aに材料Bを全て入れて、素早く泡立て器でかき混ぜる。混ぜた生地をすぐにカップに入れて、素早く蒸し器に入れる。10分蒸したら出来上がり。(私の持つ蒸篭では10分ですが、お持ちの蒸し器などで時間は調整してください)

【注意点】
*AとBを混ぜたらとにかく素早く作業し、蒸し器に入れてください。混ぜてから時間が経ってしまうと膨らみが悪くなります。


非常に作業は簡単ですが、米粉はどの米粉を使うかで出来上がりにかなり差が出ます。私と同じ米粉を使って初めてこの分量で完成するレシピになっています。製菓用の米粉を使わないと、ういろうのような仕上がりに。私が今回使った米粉は「共立 米の粉」。ネットで購入しています。

そして、オススメのヨモギパウダーがこれ!「オーサワのよもぎ 粉末」。これは、本当に食べやすく、美味しい。小学校3年生の息子も美味しい!といつも喜んで食べてくれます。お茶としても飲むのも簡単でオススメです。

蒸しパンに使用しているグラシンカップですが、加工ナシの紙だとくっついて取れません。私は「おいしいケーキ屋さんのクラフトベーキングカップ9号」を100円均一で購入しています。

米粉の魅力はなんと言ってもグルテンフリーなところ。どんどん増えている小麦アレルギーの方には本当に強い味方です。アレルギーのない方にも、もちろんオススメです。ご自分や、お子さんの体調に合わせて、小麦のおやつにしたり米粉のおやつにしたりと選択肢があると、とっても楽チンです。我が家は、外出したときは小麦のお菓子を楽しみますが、家にいるときのおやつは、なるべく米粉で作るようにしています。小麦も米粉も使えると、食生活の幅が広がることが何より楽しい。
米粉蒸しパンに挑戦して、食の新しい扉を開いてみてください!

 

 

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この記事のライター

柴口実菜子
柴口実菜子
予防医学食養生士/薬膳食療法専門指導士/和学薬膳®︎博士。元グラフィックデザイナー。1児の母。ドイツ・タイでの生活から、自分でできる体調管理の大切さを痛感。マクロビオティック、薬膳を学ぶ。オトナ&コドモのカラダにやさしく、おいしく、カンタンな食を日々追及中。
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