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【もっといきいき食と健康教室】郷土食“おやき”作りと食改講座の閉講式

夏から楽しく学んできた「もっといきいき食と健康教室」も、ついに最後の回になりました。

最終講義では、長野県の郷土食「おやき」作りと、郷土食や間食に関する講話があり、
最後に閉講式と修了証書の受与式がありました。

講座の前半では、乗鞍地域の郷土食と言われる「じゃがいもあんのおやき」を作りました。
おやきは松本市内でも沢山売られているので、何度も食べたことがありますが、
じゃがいもあんのおやきは珍しく、今回初めて知りました。

今回は、時間の関係で食改さん達が下ごしらえをしてくれていたので、
ゆでたいもを班ごとに鍋に入れ、弱火で水分を飛ばして粉ふきいものような状態にします。

水分が飛んだら砂糖と塩一つまみを加え、全体をなじませながらつぶします。

いもは、粗熱を取ってから等分にして丸めておきます。

生地も今回は食改さんが用意してくれていたので、あんを包みます。
食改さんが、包み方のお手本を見せてくれました。
あんが大きいので、なるべく生地を広げてから包むのがコツだそうです。

包んだら自分のものに印をつけて、フライパンで焼き目をつけます。
筆者は、蒸してから焼き目をつけるのかな?と考えていたので、
先に焼き目をつけるのは意外でした。
焼き目がついたら蒸し器で10分程蒸して完成!みんなで試食をします。
普段あまりじゃがいもを甘く味付けしませんが、
甘いいもはおやきと相性が良く、腹持ちも良いので、子供のおやつにもぴったりだなと思いました。

試食後は、グループワークで松本の郷土食についてみんなで話しました。

松本市には、おやきだけでなく、
お釈迦さまが亡くなったとされる涅槃会に食べられる「やしょうま」、
冬至に食べる「かぼちゃだんご」、ほうとうにあんこをからめた「七夕ほうとう」、
「野沢菜漬」が代表的な漬物類、
味噌パンや牛乳パンといった当地パンなど沢山の郷土食があります。

最近、若い人たちの間では食べられなくなったものも多いですが、
食改活動を通じてこうした伝統食も伝えていけたら良いなと感じました。

調理実習のあとは、閉講式と修了証書の受与式がありました。
一人ずつ改めて賞状をいただくと、これまでの講座が思い出されて、感慨深いものがありました。
賞状の他に、前回の調理実習で作った献立のレシピ集や
年代別のおすすめ食改さんレシピ集ももらえて嬉しかったです。

受与式の後は、所属地域の食改さん達との顔合わせがあり、
普段の活動の様子やどんなメンバーがいるかなどを聞いて連絡先の交換をしました。
地域の方なので、共通の知人などもいて、これからの地域活動も楽しみです。

「もっといきいき食と健康教室」は、4ヶ月程の短い期間でしたが、
濃い学びのある時間だったと思います。
最初は緊張気味だった他の講座生の方や、
担当の管理栄養士さん達ともだんだん打ち解けて、
楽しく勉強できました。

これから先は、筆者も地域の食改さんとして、
皆さんの健康的な食生活の助けになるよう、
学んだことを生かして活動していきたいです。

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この記事のライター

奥牧双葉
奥牧双葉
長野県在住。一児の母。 製菓衛生師/只今、お菓子の企画・開発職として修業中。 これまでパティシエールとして働いてきた経験を活かし、大好きなお菓子作りや料理などを中心に、皆様に手作りの楽しさをお伝えしていきたいです。
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