暮らす
2017.10.6
乾燥する秋は“白食材”の力で潤いアップ!カラダの中からプルプルに!
最近では、ちょこちょこ耳にするようになった「薬膳」。
カラダに良さそうだけど、ちょっとスゴいもの食べそう・・・・・。
薬っぽい味・・・・?黒いもの・・・・?根っこ・・・・・?
などなど、まるでベールに包まれた妖艶な女性のような「薬膳」。
しかし!答えはいたってシンプル。
「薬膳とは食べ物でカラダを整えていく」こと!!!です。
食べ物というのは一つ一つがなんらかの力をカラダに与えてくます。
それはそれはびっくりするくらい沢山の面白い働きをしてくれるんです。
その力を知った上で、家族や自分の体調、季節に合わせて、その時必要な食べ物を日々の食事でチョイスしていく。
そうして、カラダの不調を少なくしていく、というのが薬膳の目的。
なので、ちょっとの知識があれば
スーパーの食材で本当に簡単に「薬膳」できてしまうんです!
じゃあ、これから秋に向かって、どんどん乾燥していく今は何を食べるの?となるわけです。
薬膳の世界では、面白いことに季節によってテーマカラーが決まってるんです。そのテーマカラーを中心に食べ物をチョイスするといいわけです。秋は乾燥していきますよね?カラダは乾燥していくことでいろんな不調が出てくるわけです。
つまり、カラダを潤わせてくれる食べ物がいいわけです。
潤い食材がたくさんある秋のテーマカラーは「白」!!!!
一言で秋と言っても、前半はまだまだ暑い!そして後半はもう冬じゃん!な感じで、全然違います。
秋の入り口の今は、まだまだ暑いので「白くて辛くない食材」がオススメなんです。
ズバリ!
豆乳、豆腐、梨、 大根、白菜、レンコン、白胡麻、ユリ根、松の実、
そして食べる美容液!白きくらげ、などなど。
さらに!白食材はキレイを応援してくれるのだから、ステキすぎますよね。
夏の疲れも出て、元気もないし、胃もイマイチ、、、になってる方には、これしかない。
長芋&山芋!!!!
山芋は「山薬」と言って、漢方の生薬にも使われてるほどの実力の持ち主。
山芋はちょっと手に入りにくいし、、、と思った方は、ぜひ長芋を!
我が家では、ほぼ、ジャガイモと呼べるくらいの勢いで長芋をジャガイモ代わりに使ってます。
「 じゃあ、実際どんな食事にすればいいんですか?」という質問が頭に浮かんだ方。 数日前の我が家の朝ごはんをお見せします。 白食材の恩恵にあやかりたいと作ったごはん。
- グルテン、乳製品、卵もフリーな米粉の甘酒入り栗蒸しパン(豆乳入り)
- 長芋、キャベツ、ニンジン、玉ねぎ&キノコたっぷり豆乳スープ
- トマト(「夏の食べる胃薬」。まだまだ暑いのでお疲れモードの胃のために。ただし常温で)
- 梨&イチジク(イチジクは白食材ではないですが、立派な秋の潤い食材!胃腸の調子をアップし空咳にも、便秘にもよし)
- パイナップルジュースの甘酒割り(お疲れモードの私のために「夏の点滴」甘酒をチョイス)
白い食材を意識しつつも、夏の疲れが出てきて弱った胃腸に優しいモノを食べてます。 まだ暑いので、夏の食材のトマトも。 キノコは、これから秋に向けてぜひ食べて欲しい免疫力アップ食材!ちなみに白食材のエノキは便秘を狙い撃ちです。
栗などの種実類も秋に向けて食べていきたいモノ。木の実を食べることでこれから来る寒〜〜い冬に備えカラダを温めてくわけです。ただ、消化に悪い!なので食べ過ぎ注意。コドモは毎日少しずつ食べると良いのが栗。 我が家はお手軽に有機甘栗を食べてます。今回の蒸しパンにはフープロに米粉や豆乳と一緒に入れて練りこみました。
最後に薬膳もオシャレと同じで、季節を早めに先取りする!
秋にすっかり変わってしまってから秋の食材を食べるのでは遅いんです。早めに次の季節の色のもの、次の旬のものをカラダに入れてく。そうすると、季節の変わり目に出るトラブルを少なくしていくことができるんです。
カラダの中からプルプルに潤う「白食材」生活、ぜひ始めてみてください。
この記事のライター
- 柴口実菜子
- 予防医学食養生士/薬膳食療法専門指導士/和学薬膳®︎博士。元グラフィックデザイナー。1児の母。ドイツ・タイでの生活から、自分でできる体調管理の大切さを痛感。マクロビオティック、薬膳を学ぶ。オトナ&コドモのカラダにやさしく、おいしく、カンタンな食を日々追及中。