暮らす
2018.1.10
オーダーメイド薬膳ランチで我が家流おもてなし。
今の家に住んで1年半。我が家にも、時々ですが、お客さんが来てくれるように。
今回は、鍼灸師でもある笑顔のステキな林さんが遠路はるばる来てくれました。
薬膳にも興味津々な彼女。一度我が家に来てみたい、と言ってくれたので、夏くらいから企画し、ついに実現!お客さんが来る日は朝から心地よい緊張感。薬膳の冬のテーマカラーでもある黒いテーブルクロスをセットし、色々悩んで、小さなドライフラワーを飾ることに。
彼女の体調、季節に寄り添った薬膳ランチでおもてなし。スーパーで買えるような食材で、いつものご飯にちょっと工夫を加えれば作れる、個人の体に合わせたオーダーメイドご飯。これこそ、まさに薬膳!
「ランチのお礼に足裏マッサージをさせてください」と、なんとも嬉しい申し出が。
まずは、ランチ前に足裏マッサージタイム。お気に入りの椅子でしてもらうことに。
足裏のツボが書いてある紙を渡され、それを見ながらマッサージ。どの部分が弱いか自分でもよ〜〜く分かります。「おっと激痛!胃の部分が、激痛!!!」という感じに。
ガッツリ1時間、足の裏を揉みほぐしていただきました。マッサージ中は詳しい説明付き。
激痛で悲鳴をあげたかいもあり、施術後の足の軽いこと!!ちなみに、私は胃、肝臓、脳などがかなり弱っておりました。脳は足の親指が反射区。「脳を酷使しすぎてシワシワですよ〜」「胃はガチガチです」とのお言葉をいただきました。施術の後に白湯を飲むこと、毎日続けることが大事だそうです。最後に的確な今後のアドバイスまでいただき大満足!
その次はいよいよランチタイム。「とにかく冷え性なんです」と言っていたので、ポカポカ食材を沢山使うことに。そして、寒い冬にはキレイが得意な黒食材を食べて欲しい。この2点に気をつけながら考えたランチがこちら。
- 黒豆ごはん
(冬のオススメ黒食材の黒豆!キレイを担当しつつ元気もアップ) - 骨つき鶏肉、大根と卵のポカポカ煮
(元気アップの鶏肉を、八角、ニンニク、生姜のポカポカ食材で煮込むこと3日。) - 舞茸たっぷり蕪と蕪の葉の自家製みそのお味噌汁
(ポカポカ食材の舞茸。蕪はお腹をポカポカに。ついに解禁した手前味噌で腸を元気に!) - レンコンと松の実の胡麻だれ和え
(乾燥対策の白食材チーム。松の実&白ごまペーストと言う最強潤いコンビで冬の体調に備えます。) - 米粉の体ポカポカチヂミ
(ポカポカ食材のニラ、干しエビ、白ネギを大量に投入。米粉でモチモチ。) - バルサミコ酢入りニンジンとクコの実、レーズンの胡桃入りラペ。
(本好きの彼女の目を労わるクコの実とニンジン。目をよく使う方にオススメ。) - 自家製ぬか漬け
(日本人のソウルフード、ぬか漬けで腸を元気に!) - 濃厚黒ごま豆乳プリン
(黒ごまもオススメ冬の黒食材。乳製品なしでもビックリするほど濃厚に。)
どれもこれも「美味しいです!」と、とびきりの笑顔で食べれくれた林さん。「急に健康になった気さえします」というありがたい一言までいただけました。
食後は、卵・乳製品・グルテンもフリーな手作りの米粉クッキーを。無糖ラズベリージャムを挟んだサックサクのココアクッキー。生地には冬のオススメ食材の胡桃とアーモンドがたっぷり。ジャムには山査子という薬膳食材を加えて胃により優しく。
紅茶には、バラの花、紅花を足して、ポカポカアップ。蜂蜜で潤いも加えて乾燥対策もバッチリ。
足裏マッサージもしてもらい、薬膳ランチも食べ、楽しいおしゃべりをし、とても気持ちがリフレッシュした1日に!「得意分野持ち寄りランチ」病みつきになりそうな予感です。
この記事のライター
- 柴口実菜子
- 予防医学食養生士/薬膳食療法専門指導士/和学薬膳®︎博士。元グラフィックデザイナー。1児の母。ドイツ・タイでの生活から、自分でできる体調管理の大切さを痛感。マクロビオティック、薬膳を学ぶ。オトナ&コドモのカラダにやさしく、おいしく、カンタンな食を日々追及中。