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新春の伝統行事 松本あめ市【長野・松本】

松本あめ市は、長野県松本市で1月に行われる伝統行事です。
その歴史は江戸時代からと古く、元々は上杉謙信と武田信玄の
『敵に塩を送る』という逸話にちなんで「塩市」として始まったものが、
徐々にあめ市に変わっていきました。

古くから松本の特産品であった飴と
商店街の子供達が中心になって行う福だるまの販売、
お神輿、七福神行列や『塩とり合戦』という綱引きのような競技、
松本だけでなく各地の様々な飴の展示即売会など催しものも様々。
あめ市期間の2日間は、市街地も歩行者天国になり、
屋台も沢山並んで賑やかです。
特に今年は、コロナ禍明け4年ぶりの開催と言うこともあって
人出も多く盛況でした。

武田信玄と上杉謙信をかたどった顔はめパネル

地元商店街の方々によるお神輿

クラシックカーの展示会やハンドメイド商品の販売など
催し物もあちこちで行われています。
 飛ぶように売れる市内老舗飴店の飴
飴細工師の方も出展されていたので、
娘は白くまの細工飴を買いました。


美味しそうな屋台も沢山

歩行者天国内に子供達が道にチョークで絵を描いても良いコーナーもあって
娘も楽しそうにお絵描きしていました。

街中で大道芸のパフォーマンス。
娘は背の高いお兄さんにびっくり。

歩行者天国は松本城まで続いていたので、
天守閣に上ってみたいという娘のリクエストで、松本城見学もしました。

金太郎あめの様な新ばし飴の福飴。あめ市でしか買えない商品で、
昔ながらのレトロなパッケージが可愛いです。
隣は筆者も好きな山屋御飴所の板飴アソートセット。
飴の展示即売会をしていた蔵シック館では、
こうした地元で作られる飴をはじめ、
全国各地の珍しい飴が販売されていて、見るだけでも楽しめました。

久しぶりに街に活気が戻ったのを感じられた松本あめ市。
あめ市のイベントを回りながら、親子で松本市内の探索も楽しめました。
次世代に伝統を引き継ぎながら、
地元の人も観光客も楽しめるイベントとして
これからも続いて行って欲しいと思います。

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この記事のライター

奥牧双葉
奥牧双葉
長野県在住。一児の母。 製菓衛生師/只今、お菓子の企画・開発職として修業中。 これまでパティシエールとして働いてきた経験を活かし、大好きなお菓子作りや料理などを中心に、皆様に手作りの楽しさをお伝えしていきたいです。
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