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間引き野菜を知っていますか?意外に便利な規格外の野菜たち

みなさんは「間引き野菜」をご存じですか?
「間引き」とは、野菜を育てるときに必要な作業です。種が発芽して成長していくうちに、野菜同士の間隔が狭くなって日当たりが悪くなったり、栄養の取り合いになって生育不足になることを防ぐために、小さいうちに野菜を抜いてしまうのです。そうすることにより残された苗は大きく育ち、果実なども美味しく育ちます。私たちがスーパーなので見かける野菜は大抵、間引かれずに生き残って成長を続けた野菜なんです。大きくて立派な野菜を育てるためには、たくさんの「間引き野菜」が存在しているというわけです。

間引かれた野菜は廃棄されることもありますが、農家の方が食べて消費したり、そのまま土に混ぜ込んで土壌の肥やしになったりします。
私の祖母が小さな畑を持っていたことから、私は幼い頃から「間引き野菜」を食べていました。
それはそれは柔らかくて、美味しいんですよね。大きく成長する前の間引き野菜だと柔らかくて味も癖がなくて、むしろ野菜が苦手な子供にぴったりの食材だと思います。

祖母が畑仕事を辞めてからなかなかお目にかかれなかった「間引き野菜」ですが、この春に近所の無農薬野菜専門店で出会いました!

これは「菊菜(春菊)」の間引き野菜です。

すき焼きに入れると美味しい菊菜ですが、大人でも好き嫌いのはっきり分かれる野菜です。これが「間引き菜」ですと葉のチクチク感もありません。なので生で食べることができます。間引いた菊菜をサラダにすると最高に美味しいですよ!

間引かれたのではなく、成長が悪く「規格外」になってしまった野菜もあります。

これは曲がりすぎた胡瓜。サイズもとても小さかったです。

このように曲がってしまった小さな胡瓜は料理に使いにくいと思われがちですよね?
実はこれがですね~、子供のいる家庭にはとっても便利なんです!

串に刺してマヨネーズをつけてそのままガブリと食べたり…

「わー!!お祭りみたい♩」と子供たちは大喜び。切っただけのハムと胡瓜とマヨネーズがあれば立派なおかずです!(手抜きではないことをアピール!)

糠漬けにすると、標準的なサイズの胡瓜よりも早く漬かります。

この糠漬けも子供がかぶりつきやすいサイズなんですよね~!

小さいサイズなのでそのままパクパク食べて熱中症予防です。

そして先日、スーパーで規格外の人参とサツマイモも見つけました。
おそらく、小さすぎて農協ではじかれたのか、どちらも100円ちょっとで買えました。すごくありがたい!
小さめの根菜も実はすごく便利なんです。

輪切りにカットするとちょうど子供が食べやすい一口大に!切る手間が省けてありがたい~!

サツマイモも人参もこのまま豚汁に入れました。

残った分は軽く茹でて冷凍ストックに。汁物を急いで作りたいときに便利なので根菜はよく冷凍ストックしています。

いかがでしょう?昔はスーパーで見かけることがなかった「間引き野菜」「規格外野菜」ですが、SDGsの影響なのか?スーパーで見かける頻度が増えました。小さいほうが以外に美味しかったり食べやすかったりするって意外ですよね?もし、スーパーや八百屋さんで見かけることがあればぜひ購入してみてほしいです!

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この記事のライター

こは村 こはる
こは村 こはる
ライオンのように強い母でいたい。でも、柔らかで、甘くて優しいお母さんでもいたい…そんなまるでポン・デ・ライオンのような心を持つ一児の母。なんの資格も持たない普通の主婦がお届けする、おもしろおかしい日々。
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