ページ内を移動するためのリンクです。

自家製で楽しむクラフトコーラ

最近よく聞くようになったクラフト○○という言葉。
コーラの他にも、ビールやチョコレート、コーヒーなど色々ありますよね。

そもそも「クラフト」って何?と思われる方も多いかもしれませんが、英語でCraftとは、元々「技術」や「手工芸品」などの意味で使われていて、そこから派生して、職人などの手によって小規模・手作りで作られる食品にも「クラフト」と付けるようになったようです。

今回は、以前からどんな味がするのか気になっていたクラフトコーラを自宅で手作りしてみたので、その様子をお伝えします。

《材料》(約10杯分)
コーラベース

グラニュー糖・・・400g
水・・・600㏄
カルダモン(ホール)・・・10g
クローブ(ホール)・・・6g
シナモンスティック・・・3本
バニラペースト・・・小さじ1
レモン・・・1個
塩・・・少々(レモン洗い用)

カラメルソース

水・・・大さじ2
グラニュー糖・・・大さじ6
熱湯・・・大さじ2

割り用の炭酸水・・・適量(お好みで)

《作り方》
①まず、コーラベースを作ります。
下準備として、カルダモンホールは包丁の腹でつぶし、シナモンスティックは半分に折って、香りがよく出るようにしておきます。
レモンは、塩少々と流水でこすり洗いをして、表面のワックスや汚れなどを落とします。今回のように皮ごと使う場合は、できれば国産で無農薬のものがおすすめです。洗ったら、2〜3ミリの厚さにスライスしておきます。

②鍋にカラメルソースの材料以外のグラニュー糖、水、カルダモン、クローブ、シナモンスティック、レモンスライスを入れて中火にかけ、全体が沸騰してグラニュー糖が完全に溶けるまで加熱します。
火を止めたら、最後にバニラペーストを加えます。(もし、さや付きのバニラビーンズを使う場合は、ナイフなどでさやを割いて中身を出し、さやごと最初から加えて大丈夫です)

③別の容器に移して粗熱を取り、密着ラップをして冷蔵庫で一晩以上寝かせます。
一般的にコーラの色とされる着色をしなくても平気であれば、この段階で完成としてもOKです。
色は透明ですが、ちゃんとコーラの味はします。

④カラメルソースを作ります。
鍋に熱湯以外の材料を入れ、時々」鍋をゆすりながら、茶色く色づくまで煮詰めます。この時、箸やヘラなどでかき混ぜてしまうと、砂糖が結晶化して白くなってしまう事があるので、色づきにムラがある時は、鍋を持って回すようにします。

全体が濃い茶色になったら、シンクの上などで手早く熱湯を加えます。
この時、カラメルが飛び散って火傷をしやすいので、ミトンなどをはめて慎重に。熱湯を加えたら、全体をゆすって均一にします。
⑤コーラベースとカラメルソースを合わせます。
シロップが冷えているとカラメルソースが固まってしまうので、弱火にかけながら混ぜ合わせます。

⑥粗熱が取れたら瓶などに入れ、冷蔵庫で一晩以上置いて、スパイスの風味をシロップにしっかり移しつつ味をなじませます。
ついに念願のクラフトコーラが完成!!

⑦飲む時は、コーラのシロップを茶漉しを通してグラスに入れ、好みの量の炭酸で割ります。
私のおすすめは、炭酸水3:コーラ1位ですが、色々試してお好みの味を見つけるのが楽しいと思います。

肝心のお味は、市販のコーラよりもピリッとスパイシーで、柑橘の爽やかさも強く感じます。
でも、しっかりと「コーラだ!」と感じられて、癖になりそうな味わい。
スパイス好きには、たまりません。
牛乳で割っても、チャイに似たような味わいが楽しめて、こちらもおすすめです。

少し手間はかかりますが、おうち時間のリフレッシュには、もってこいのドリンクです。
私も、またスパイスの配合など色々試してみたいと思います♪

Share

この記事のライター

奥牧双葉
奥牧双葉
長野県在住。一児の母。 製菓衛生師/只今、お菓子の企画・開発職として修業中。 これまでパティシエールとして働いてきた経験を活かし、大好きなお菓子作りや料理などを中心に、皆様に手作りの楽しさをお伝えしていきたいです。
このライターの記事を読む