作る
2018.4.13
朝ごはんのススメ!
みなさん、朝ごはん、食べてますか?朝からしっかり食べる派ですか?
それとも飲み物派ですか?食べない派ですか?
ちなみに私は、最近、起きるとどうも胃が重い日があったりします。その横で息子は朝からパクパクと美味しそうに朝ごはんをたいらげて行きます。いいなあ、健康的でと横目で見る私。
朝はどんな時間なの??
どんなものを食べるべきなの?
そもそも朝ごはんて必要なの?
薬膳的にみるとどうなんだろう、とふと思った私は調べてみることにしました。
◆ 朝ってどんな時間なの?
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薬膳的に、朝は「排泄の時間」。デトックスタイムです。
2千年前に書かれた中国でもっとも古い医学書には、人間の体内時計について書かれているそうです。人の体のリズムはこの体内時計と深く関係していて、お通じがあって、それから朝ごはんを食べることが、体のリズムに合った食習慣と言えるらしいです。
息子は朝起きるとすぐにトイレ。毎日快便。それから朝ごはんです。
息子はもともと快便なのですが、その時間がお昼になってしまい、小学校もあるので朝に変えたいと思い、意識的に発酵食品などを毎日少しでも食べさせるようにし、生活リズムも整えるように心がけたところ、確実に変わって行きました。
人は、食べたものを消化して体に取り入れ、そして出すまでに18時間かかると言われているそうです。
この18時間はいわば体のお掃除タイムになるわけです。
夕食を食べすぎたり、寝る前に夜食を食べたり間食したりすると胃の中にものを残したまま眠ることになります。眠ると消化は進みません。寝ている間に体のお掃除ができなくなるのです。ゴミを残したままになってしまうわけです。
そうすると、朝起きてもお腹が空かない。あるいは、胃が重い。まさに私です。
そうならないコツは、寝る時に小腹が空いているくらいにしておく。夕食は少なめにする。そうすると、夜に胃腸の掃除がグングン進んで、朝起きてから1時間もしないうちにお腹が空いて美味しく朝ごはんも食べられるし、お通じもうまくいくそうです。
英語で朝ごはんを「breakfast」と言いますが、「fast(断食)」を「break(やめる)」という意味だそうです。断食の時間、つまり何も食べない時間こそが大事というわけです。
私の胃が重くなる原因は、19時頃に夕飯を食べ、仕事をしたりしながら間食をしてしまうことだな、と深く反省。
◆ どんなものを食べるべきなの?
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19時くらいに夜ご飯を食べて、朝7時に朝ごはんを食べるとしたらその時間は12時間。
我が家の朝ごはんタイムの7時には、体のお掃除時間は続いているわけです。お掃除タイムの続く朝に、ドド〜ンと朝ごはんを食べてしまうと、胃腸は休む時間もなく働くことになります。オーバーワークです。
特に小さい子どもとなるとまだまだ胃腸は未熟な状態。消化できないものが体にたまると、いろいろなトラブルの原因になってしまうので良くないそうです。でも、どんな朝ごはんが日本人にはいいのかな、という疑問が湧いてくるわけです。
消化しやすく排泄を邪魔しない、負担にならない、消化や排泄を助けてあげるようなものを食べることがいいそうです。
●お味噌や納豆、お漬物などの発酵食品→継続すれば腸内環境を整えるという特典付き
●山イモやじゃがいもなどのイモ類、蕪→消化をサポート
●昆布や、味噌、甘酒、こんにゃくなど→排泄をサポート
●タイなどの白身魚→消化に良くてパワーをつける
●お粥は胃腸の弱い人にはやっぱりオススメ
ギリギリまで寝る私には、朝からちゃんとお魚を焼いたり用意するのはなかなかの難題。我が家ではパパッと出せて、サクッと食べれるジャコが大活躍。
写真は我が家の休日の朝ごはん(普段は無理)です。休日以外は、お味噌汁(前の晩の残り)、ごはん、季節の野菜やジャコ、うずらの卵などでパパッと用意しておしまいです。
朝ごはんが無理な時は、おやつや夜ご飯の時間に、発酵食品はなるべく取り入れるようにしています。お味噌汁がなければ、自家製甘酒と季節のフルーツのシェイクを作ってみたり。
この時の注意点は、冷たくしすぎないこと。麹菌が死なない温度でちょっと温めてから飲みます。
自家製甘酒は本当に便利で、簡単なのでオススメです。
◆ そもそも朝ごはんは必要なの?
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これだけ、朝は排泄、デトックスタイムと言われると、食べなくても良いような気がするのですが、朝ごはんはやっぱり必要だと思います。
朝ごはんを食べるといいこと、それはズバリ!
●体を温め、体を目覚めさせてくれる
●脳の働きを活発にしてくれる
そもそも小学生の息子が朝ごはん抜きにしたら、絶対にお昼まで持ちません。朝ごはんは我が家では必須です。大切なのは、朝ごはんを食べられる体に変えていくことだと今回色々調べて思い至りました。
朝に食欲がない、食べれない、というのはそもそも体のリズムがくるってしまっているサイン。そうならない体作りが必要なのだと思います。
そもそも、私たち(私だけ?)は食べ過ぎる傾向にあります。手を伸ばせばすぐに食べ物があるので、家で仕事をしている私などは、ついつい間食をしてしまいがちに。これが、いけない。お腹をキッチリ空かせる時間が私には足りていない。胃腸を休ませる時間がない。
つまり体の掃除が出来ていないことに。
しっかり体の掃除ができるように夜は食べ過ぎず、さらに寝るまでに間食しないこと。
たったこれだけのことがなかなか難しかったりしますが、このことに気をつけて生活して、
自分の体の変化を感じたい!と記事を書いていて強く思った私でした。
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参考文献
○「血流がすべて解決する」堀江昭佳 サンマーク出版
○「おやこの薬膳ごはん」山田奈美 クレヨンハウス
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この記事のライター
- 柴口実菜子
- 予防医学食養生士/薬膳食療法専門指導士/和学薬膳®︎博士。元グラフィックデザイナー。1児の母。ドイツ・タイでの生活から、自分でできる体調管理の大切さを痛感。マクロビオティック、薬膳を学ぶ。オトナ&コドモのカラダにやさしく、おいしく、カンタンな食を日々追及中。