ページ内を移動するためのリンクです。

親子で食について学ぶ!糀ワークショップ

地元でこども食堂などを運営するNPO法人ワンパークをお手伝いしている友人に誘われて、
糀を使った調味料を作るワークショップに娘と参加しました。
食育の観点から大変学びになったのと、親子で楽しい時間を過ごせたので、その様子をご紹介します。

様々なイベントを企画開催しているワンパークですが、今回は二人の先生をお招きしたスペシャル会。
スポーツ栄養学と分子栄養学に造詣が深く、糀を使った調味料を通して昔ながらの発酵食品の大切さを伝える活動や、
微生物を大切にした土づくりから始める菌ちゃん農法を伝えるワークショップなどを開催されている高橋あかり先生と、
腸活や食育を伝える活動をされている小松さゆり先生からお話を伺います。

最初にさゆり先生を囲んで、有機農法をされていた農家で育ったご自身の生い立ちから、
口に入る物を選ぶ大切さや食べた物によって体が作られているというお話を伺って日々の食の大切さを学び、
続いてあかり先生から糀調味料の作り方を教わります。
今回作ったのは、塩糀、しょうゆ糀、玉ねぎ糀の3種類。
今回の主旨は子供の食育教室という事なので、子供たちが主体で作っていきます。
まずは基本となる塩糀から。ボウルに糀と塩をはかり、よく手でほぐします。
このようにすると手の常在菌が糀に移り糀がより美味しくなるそうです。
また、持っている菌は人によって違うので、作る人によっても味が変わるとか。
常在菌は、元々お腹の中にいる時や生まれる時にお母さんからもらうという話も興味深く、菌の世界は奥が深いなと思いました。
最後に水を注いで混ぜますが、あかり先生は水にもこだわって水素水を使っていました。
水素水とは、水素が溶け込んだ水の事で、活性酸素の除去、美肌効果、ダイエットなど健康維持や体質改善に高い効果があるとされています。
筆者も味見してみましたが、まろやかでとても美味しいお水でした。
先生は、糀だけでなく、水、塩、醤油など一つ一つ吟味された材料を使っていて、選び方なども教えてくれました。
続いては醤油糀。こちらは糀としょうゆを同量注ぐだけなので簡単に作れます。
筆者も普段から食卓に取り入れていますが、から揚げなどの下味に使っても糀の力で肉が柔らかくなり、
旨味も増してとても美味しいです。
最後は筆者も初めて作る玉ねぎ糀。熟成するとコンソメのようになって洋食との相性も良いと感じるお味。
子供たちは、大量の玉ねぎに泣きながら作っていました。

ワークショップの合間にあかり先生が作った糀調味料やドレッシング、柿酢などを味見する機会もありました。
中華糀や梅かつお糀など初めてみる調味料もあり、化学調味料に頼らなくても、糀でここまで深い味わいを作れるのかと驚きました。
娘も美味しいと言って沢山味見をしていました。
調味料作りの後は、ワンパークの皆さんが作ってくれた季節の野菜や糀調味料を使った美味しいお料理で皆でランチをしました。
どれもとても美味しく、糀調味料を実際どのように使うのかの勉強にもなりました。

食後は、楽しみながら体幹を鍛えられるスポーツスラックラインをあかり先生から教わり、
最後までみんなでわいわい楽しい時間でした。

このワークショップのように親子で楽しさや美味しさを感じながら食について学べる時間は、
とても貴重で大事だなと感じました。
作った糀は、毎日かき混ぜながら食べごろになるまで熟成させます。
ここも人によって味が変わるポイントだそうで、先生は美味しくなるから「ありがとう。」と言いながら混ぜてねと教えてくれました。

毎日楽しみに混ぜながら、糀や発酵食品などを毎日の食卓に積極的に取り入れていきたいと思いました。
娘にも、日本の優れた発酵食品の良さや食の大切さを普段の生活から伝えていきたいです。

 

 

Share

この記事のライター

奥牧双葉
奥牧双葉
長野県在住。一児の母。 製菓衛生師/只今、お菓子の企画・開発職として修業中。 これまでパティシエールとして働いてきた経験を活かし、大好きなお菓子作りや料理などを中心に、皆様に手作りの楽しさをお伝えしていきたいです。
このライターの記事を読む