ページ内を移動するためのリンクです。

伝統文化を伝える しめ縄・ふかし饅頭作り

筆者が暮らす松本市内田地区の公民館では、
毎年12月頃に「しめ縄・ふかし饅頭作り」が開催されます。
地域の世代間交流や、子供たちに伝統文化を伝えていく上で、
非常に良い行事だなと
思っているので、その様子をご紹介します。

「しめ縄・ふかし饅頭作り」は、公民館と子供育成会が主催していて、
地域の方や農村女性協議会の方が講師として指導してくれます。

その日の流れや、講師の方の挨拶を聞いたあと、
まずは、エプロンと三角巾を付けて調理室でふかし饅頭作りから始めました。

作り方の説明を聞いてから、講師の方のデモンストレーションを見ます。
生地の固さは、触って確認。 
娘が家でも作りたいと言うので、ホワイトボードに書いてあった配合をメモしました。
生地と具材のあんこや切干大根は、講師の方が分けてくれていたので、
3班に分かれてそれぞれ実践します。
具材を包むため、生地を外側から少しづつ伸ばしていきます。
あんこたっぷりなので、生地をかなり伸ばさないときれいに包めず、作業の中では
包餡が一番難しかったです。
あんこを真ん中に置いて、周りの生地を寄せて包みますが、
筆者は少しあんこがはみ出しました。
あんを包めたら、自分の名前を書いたオーブンペーパーの上に置き、蒸気の上がった蒸し器で
蒸しあげます。切干大根が入ったものは、目印に上人参のかけらをのせます。
饅頭が蒸し上がるのを待つ間に今度はしめ縄作りです。
最初は、しめ縄についての説明があり、それから先生のお手本を見ます。
次は自分たちで挑戦。しめ縄作りは、やったことがない子がほとんどで、
大人も子どもも、縄をなうのがなかなかうまくいかず苦戦していました。
先生は、困っていると根気強く丁寧に教えてくれます。
娘と、隣で編んでいたお友達は、コツをつかんだらしく、慣れてきたら器用に縄をなっていて、
先生にも、上手にできた!と褒めてもらいました。
しめ縄作りがひと段落したあたりで饅頭が蒸し上がったので、調理室に取りに行きました。

大きくてふかふかのお饅頭ができました。
ラップに包んでから袋に入れて出来立てを持ち帰ります。家に帰ってから、
娘と一緒にお昼に饅頭を食べました。娘は、自分で作った饅頭にかぶりついて嬉しそう。
娘は、昨年も参加しましたが、去年はほとんど手伝ってもらったしめ縄も自分で編み、
饅頭も上手に包んでいて成長を感じました。しめ縄づくりの先生も、毎年来ていたら
だんだん上手くなると言っていました。

公民館でのしめ縄作りは、楽しみながら伝統にも触れられる貴重な機会です。
家で作ったり、年配の方に教えてもらう機会もなかなか無い昨今なので、大事な時間だと思います。
地域でこういった場を設けてくれることは本当にありがたいです。

これからも、娘と一緒に積極的に参加したいと思います。

 

Share

この記事のライター

奥牧双葉
奥牧双葉
長野県在住。一児の母。 製菓衛生師/只今、お菓子の企画・開発職として修業中。 これまでパティシエールとして働いてきた経験を活かし、大好きなお菓子作りや料理などを中心に、皆様に手作りの楽しさをお伝えしていきたいです。
このライターの記事を読む