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地域と共に歩むあさま湯芽市

あさま湯芽市(ゆめいち)は、長野県松本市の温泉街・浅間温泉で毎週日曜日に開催されている朝市です。
今年は創設から25周年の節目を迎えました。
夫が記念誌編纂に使う写真の撮影を頼まれたため、筆者も娘と同行して、市場の活気を楽しみました。

湯芽市は、元々地域のスーパーマーケット閉店をきっかけとした日曜朝市から始まり、
それが規模拡大して、地域で生産された新鮮で美味しい農産物の提供、地域交流の拠点、観光との連携を軸に発展してきました。
コロナ禍では観光客減による客数の減少も見られましたが、地域住民の支えによって継続してきました。

平成10年からは、松本農業ルネッサンス事業の支援を受けて常設のあさま湯芽市直売所も新設。

現在は、4月中旬から12月下旬までの日曜朝市、6月から11月までは週1回の夕市、11月には収穫祭などで賑わっています。
また現、旅館組合婦人部との連携による浅間温泉の土産物の出品や近くの小学校に給食野菜を納入するなどの活動も行っており、
こうした地域貢献活動が評価され、平成20年には松塩筑農業委員会から「地域農業振興表彰」も受けています。

地場産の新鮮な野菜や果物などが並び、次々売れていきます。新鮮なのにスーパーなどより安いのも魅力です。

近くの岡田地区で人気のりんご園
筆者は、地元の養蜂家『TJ養蜂記』さんから珍しいカラスザンショウのハチミツを買いました。
普段はめったに手に入らない様な物が買えるのも地域のマルシェならではです。

筆者は帰ってからはちみつ入りのマドレーヌを焼きました。
普通のはちみつには無い、サンショウ特有のスパイシーな香りのする面白いはちみつでした。

農産物だけでなく、自家焙煎珈琲、地元パン店、加工場で作っているお菓子など商品もバラエティに富んでいます。

25年もの間、地域の人々の熱心な活動によって地域活性に貢献してきたあさま湯芽市。
これからも、生産者と消費者のふれあい交流、観光との連携をつなぐ役割を担って
ますます発展していって欲しいなと思います。

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この記事のライター

奥牧双葉
奥牧双葉
長野県在住。一児の母。 製菓衛生師/只今、お菓子の企画・開発職として修業中。 これまでパティシエールとして働いてきた経験を活かし、大好きなお菓子作りや料理などを中心に、皆様に手作りの楽しさをお伝えしていきたいです。
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