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春の山菜で初春のおもてなし

歳の若い友人が家に遊びに来てくれました。
ランチに何が食べたいかリクエストしてもらうと、「春らしい和食が食べたい」とのこと。
一人暮らしなのでなかなか家庭の味を味わえないから「炊き込みご飯も食べたい!」ともリクエストされました。

春の炊き込みご飯といえばやはり「筍ご飯」ではないでしょうか?
旬の筍を大き目に切って、薄味の出汁で米と一緒に炊き上げてから、これまた旬の生の桜エビを乗せて少しだけ蒸らします。

この組み合わせはおススメです。
筍の香りと海老の香ばしい香りで本当に美味しいんですよ!

炊き込みご飯に合わせるおかずとして、「山菜」を使って「鯛と山菜のあんかけ」を作りました。
実は山菜の中には面倒なアクとりが不要なものもあるんです。

今回は「青こごみ」「ウルイ」そして山菜ではありませんが彩りに「紅菜苔 (こうさいたい)」を使いました。
「紅菜苔」は中国揚子江が原産といわれる菜の花のようなものです。
「青こごみ」は先っぽのくるんと巻いている部分のゴミを取り除き、さっと茹でるだけで食べられます。
「うるい」は生でも食べられるほどアクが少ない山菜です。
シャキシャキした食感ながら、茹でると独特のぬめりが出ます。味は非常に淡白なのでとても食べやすい山菜です。

アサリと鯛で出汁を取り、片栗粉でとろみをつけたら、軽く茹でた山菜、出汁で煮た鯛の切り身とともに盛りつけます。

スーパーで山菜を見かけても、面倒なイメージのせいか手が伸びないことが多いのではないでしょうか?
アクのない茹でるだけの山菜、鯛や筍などの旬の食材と合わせて、めいっぱい春の訪れを楽しんでみてほしいと思います。

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この記事のライター

こは村 こはる
こは村 こはる
ライオンのように強い母でいたい。でも、柔らかで、甘くて優しいお母さんでもいたい…そんなまるでポン・デ・ライオンのような心を持つ一児の母。なんの資格も持たない普通の主婦がお届けする、おもしろおかしい日々。
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