ページ内を移動するためのリンクです。

食育にぴったり! 給食センター夏休み親子見学会

夏休みが始まってすぐ、松本市の西部と東部の給食センターで親子見学会がありました。
筆者は、娘がいつも食べている給食を作っている西部給食センターの抽選に当たり、
親子3人で参加しました。

普段なかなか見ることのできない給食センターの内部を見学でき、
学校給食課と給食センターの方々の工夫で給食への理解が深まる様々な体験ができたので、
その様子をご紹介します。

給食センターの入り口で受付をして2階へ上がると、
廊下には、これまでの給食の食品サンプルが年代ごとに展示されていました。
昔の給食や、自分達の給食の話を子どもにしながら、会議室に入ります。
席は、班ごとに分かれていて、我が家は1班でした。
別の班ですが、娘のクラスのお友達も2人ほど参加していました。

席についたら、1、2班は最初に調理場の見学があるので着替えをします。
大人は受付で渡された不織布の白衣とヘアネット、子どもは、いつもの給食エプロンを着ました。
その間3、4班は、給食に関するDVDを見ます。

身支度をしてから1階に移動して上履きにカバーをかぶせ、
「清潔区」と呼ばれる場所で手洗いとエアシャワーを浴びます。
子ども達は、そこからさらに調理用エプロンとゴム手袋をつけて
松本名物「山賊焼き」の粉つけ体験をしました。

最初に入ったのは「揚げ焼き室」と呼ばれていて、揚げ物や焼き物、蒸し物などをする場所です。
5mもある大きな機械の中を食材が調理されながらベルトコンベアーで流れていきます。
機械は調理法ごとに分かれているので、粉つけした鶏肉は、揚げ物の機械を流れていきます。

出口で待っていると、美味しそうに揚がった山賊焼きがどんどん出てきました。
出てきた料理は数を間違えないように必ず数えながらコンテナに入れます。

この給食センターでは、毎日7400人分の給食が作られているそうなので、
間違えない工夫もしながら作業しているなと思いました。

次に「大釜・小釜・調味室」の見学をしました。
ここには、2000人分の汁ものが入る大釜があり、汁を大きなひしゃくですくいます。
体験用に、ペットボトルキャップを沢山入れた状態で水が張ってあって、
子ども達中心に汁をすくって丸缶に移す体験をしました。
小柄な子は、2人で持ってもよろよろするような重さで、子ども達は、重さに驚いていました。
汁を移す時には、具の偏りがないよう気をつけて入れているそうです。

子ども達は、クイズの用紙ももらったので、
ヒントや答えになりそうな所は、メモをしながら話を聞きます。

調味室では、はかりを使って調味料の代わりに水を計量する体験をしました。

「上処理室」という場所では、
大きな歯のついたスライサーで野菜をカットする所を見せてもらいました。
歯を変えると色々な形にカットでき、固い野菜や大きな野菜もあっという間にカットできます。
「コンテナ室」で洗った食器が流れてくる所やコンテナの乾燥機などを見学してから、
「サラダ室」の見学をしました。
サラダに使う野菜は、衛生のためすべて加熱処理されていて、
サラダ室では、ゆでた野菜を急冷する作業をします。

大鍋一杯に氷が入っていて、冷やす作業は、ゴム手袋をはめて手作業で行うそうです。
冬はとても冷たそうで、調理員の方が、
美味しく食べてもらうために頑張って冷やしていると言っていました。

さらに、サラダは、30~50kgの量の野菜をスコップで4回に分けて混ぜます。
美味しい給食を届けるために、日々沢山の方が頑張ってくれているのだと改めて思いました。

「アレルギー室」は扉のある部屋に分かれていて、
間違いのないように調理器具なども分け、運ぶ時も別の容器に入れていて、
間違いがないよう厳重管理している様子が伺えました。

「洗浄室」で食器を洗っているところを見てから、
野菜を洗ったり皮をむいたりする「中処理室」を見学しました。
「ジェットキャビティ」という野菜の洗浄機を実際に動かしてもらったり、
大きな体重計で野菜をはかる所を見ました。
葉物野菜は、葉の1枚1枚の間まで洗う、食中毒を防ぐため前日の仕込みはしないなど、
細やかな所まで気を配っていて感心しました。

業者さんからの荷物を受け取る「検収室」や保管庫などを見学して調理場見学は終了です。

調理場見学の後は、給食に関するDVD鑑賞とクイズをして、お待ちかねの試食タイムです。
見学会の献立は、粉つけをした「山賊焼き」「まめまめサラダ」人気のラーメン風「蒟蒻スープ」と長野県産こしひかりです。

松本市は「まつもとだいず大作戦」として、大豆を食卓に取り入れるのを推奨していて、
食改講座で教わったことが、ちゃんと学校給食にも取り入れられているなと思いました。

松本市の伝統工芸品「松本手まり」が描かれた食器に盛り付けられた給食はとても美味しそうで、
時代の変化を感じると共に、子どもが普段食べている給食を一緒に食べられて
とても嬉しい気持ちになりました。
もちろん、味もとても美味しかったです!

食べている間に、給食センターの職員の方が質問に答えてくれる時間もあり、
「自分の子供に作るような気持ちで作っている。」という言葉が印象的でした。

最後は、クラスのお友達と野菜の被り物をして写真を撮ったり、大充実の見学会でした。
見学会を通して娘の大好きな給食は、色々な方のお仕事や衛生管理、
「美味しく安全に食べて欲しい」という配慮のもと作られていることが分かり、
親子で改めて感謝の気持ちを持つことができました。

めったにできない貴重な食育体験で、また一つ夏の思い出が増えました。

Share

この記事のライター

奥牧双葉
奥牧双葉
長野県在住。一児の母。 製菓衛生師/只今、お菓子の企画・開発職として修業中。 これまでパティシエールとして働いてきた経験を活かし、大好きなお菓子作りや料理などを中心に、皆様に手作りの楽しさをお伝えしていきたいです。
このライターの記事を読む