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食卓にパッと見の感動を!献立の品数を増やすコツ

品数を増やすコツ_イメージ

普段私は、日々の食事内容をブログやインスタグラムに記録として残しています。
それらを見た友人から「品数が多いね」「よくそんなに料理出来るね」と褒めてもらえる事が多いのですが(自慢みたいでスミマセン)、実は嬉しい半面とても恐縮しています。
なぜなら、一品一品を見ると手抜きともいえるぐらい簡単な品が多いからなのです。

私が献立の品数を意識し始めたのは、結婚してしばらく経ってからです。
たまに余裕がある時に一品多く用意すると、夫の反応が目に見えて違うことに気が付きました。
明らかに嬉しそうで、その日の晩酌はいつもより饒舌だったりして。

量より質を選ぶ年代になってきましたが、やはり品数が多いと単純に食卓が豊かに見えると感じています。

そこで今日は、私が料理を続けてきて何となく身に付いた、献立の品数を増やすコツをお伝えしてみようと思います。

まず前提として知っておいて欲しいのが、私が現在料理に時間を割ける専業主婦であるという事(きっと働いていたら今ほど時間をかけられないですよね)と、
 私の夫は料理を全くしない(するつもりもない)人だ、という事です。
夫は料理に関して知識も経験もないので、一品の裏側にどのような調理工程があるかという事を全く知らず、どんな簡単な料理でも私がちゃんと作ったと思い込んでいるという、ありがたい背景があるのです。
そんな我が家の食卓事情を理解したうえでお読みくださいね。

【献立の品数を増やすコツ】

①食材をなるべく分けて料理する品数を増やすコツ_食材を分ける
 例えば、食材にピーマンと豚肉があるとします。
その場合は料理の選択を、‟チンジャオロース”ではなく、‟豚肉炒め”と‟ピーマン炒め”に分けるという事です。
これで一品だったところが二品になります。
使いたい食材が多い場合は特に分けて調理したり、食材単品でのレパートリーを増やしておくと便利です。

②大皿ではなく中皿を使う品数を増やすコツ_大皿を使わない大皿や洋食器でいうディナープレートを使用すると、献立のメインの他に付け合わせが必要になります。
ここでメインと付け合わせを分けて盛り付けると、同じ食材だけで一品増えることになります。
例えば、“豚肉の生姜焼き”を作るのならば定食屋スタイルにするのではなく、‟豚肉”と“キャベツ”をそれぞれ分けて盛り付けます。
この時、メインの豚肉を小皿に盛り付けてしまうと献立の主役感が薄れてしまうので、小皿より大きめの中皿・角皿・変形皿を使い、パッと見たときに一番目を引くようにするのがポイントです。

③小さな器をフル活用する品数を増やすコツ_小皿の活用
一般的に豆皿と呼ばれたりする小さな器です。
我が家では梅干しを盛ったり、少しだけ余った前日の残り物を盛り付けたりしています。
小さくても一品にカウントされますし、メインのお皿との大きさのコントラストも付くので、あるだけで見た目が華やかになります。
画像にある私の手持ちの器ですが、真ん中のお花の形をした器以外は全て100円ショップで購入したものです。
100円の器でもサイズが小さく献立の中でも主張が少ない分、質や安っぽさといった100円ショップの食器で懸念されがちな事も、それほど気にならないと思います。

④献立の中に固定化メニューを作る
品数を増やすコツ_メニューの固定化
日々の献立の中にある程度固定化したメニューを設けておくと、料理の内容を考える時間が省けるので、手早く効率的に料理をすることに繋がります。
我が家でいえば(画像左から)
酢の物枠:もずくをベースにじゃこや薬味などを入れてバリエーションを増やします。
野菜枠:サラダ、おひたし、ナムルを作ることが多いです。
植物性タンパク質枠:納豆、枝豆、お豆腐料理(冷奴など)
などは、だいたい固定化して毎日食卓にのぼります。

⑤果物を一皿用意する
品数を増やすコツ_フルーツの活用
数ある食材の中でも果物は旬がはっきりしているので、果物が一皿あるだけで食卓に季節感と彩りがプラスされます。
 更にほとんどの果物は切るだけで食べられるので、簡単な工程で品数が増やせます。
それに果物はデザート枠になるので、デザートがあるだけで献立が丁寧に感じられる気がします。

⑥使用する器を全て並べてみる品数を増やすコツ_全部並べてみる
私はいつも器を並べながら献立を完成させていきます。
これは私の中で目標を設定する感覚です。
この時に出来上がりをイメージして、献立の内容と器のバランスや、料理していく順番を決めていきます。
最終的な完成図をイメージすることで、無駄な調理時間が省けると思います。
時間に間に合わなかったり、疲れてそれ以上料理をする気力がなくなった時は、用意した器をその都度下げています。
あくまでも目安ととらえることで、全て作る事が出来なくてもノーダメージでいられます。

⑦洗い物が増えることを気にしない
品数を増やすコツ_洗い物を気にしない
 
品数を増やそうと思ったらそれに伴い、
≪使用する食器の数が増える=洗い物が増える≫
という事実を受け入れる事が必要になります。
もしかしたら、これが最大かつ最難関のコツかもしれませんね。

 

そして、そんな事を考えながら用意した、ある日の夫の晩酌メニューです。
品数を増やすコツ_献立
・ご飯
・なめことあおさのお味噌汁
・豚肉の生姜焼き
・じゃこ入りもずく酢
・野菜の塩麹漬け
・ゆで卵いり野菜サラダ
・ピーマンのゴマ油炒め
・オクラ納豆
・梅干し
・スイカ
休日もなかなか疲れが抜けないと言っていたので、疲労回復に良いとされる豚肉をメインにしました。

そしてこの日の娘(2歳7ヶ月)の夕飯です。
品数を増やすコツ_娘ごはん
・ご飯
・豚肉の生姜焼き
・ゆで卵
・枝豆とトウモロコシ
・野菜ジュース
・ヨーグルト
久しぶりに完食&おかわり連発だったので、とても嬉しかったです。

 

品数を増やすコツ_イメージ
料理は、慣れと積み重ねで上達していくように思います。 
私の料理の裏側を公開しているようで恥ずかしくもありますが、今回ご紹介したコツが皆様の日々の料理に何か役立つようなら、とても嬉しいです。

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この記事のライター

柏崎和佳子
柏崎和佳子
野菜嫌いで食いしん坊な娘の幼児食&健康オタクな夫の晩酌ごはん作りに奮闘中の専業主婦。 栄養バランスと季節感を大切にしたごはん作りを心がけています。
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