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子供の個性が光る!太巻き作り

前回初参加して子供も大喜びだったワンパーク主催のワークキッチンに、再び親子で参加しました。
今回作る料理は、太巻き。大人でも上手に作るには難しく感じる料理ですが、
今回も子供たちは力を合わせて個性いっぱいの立派な太巻きを作り上げました。

先生は、前回に引き続き『ろばた縁』の村瀬たけしさん。
子供たちの自主性や考える力、個性などを尊重してくれる先生です。
今回も大人は口や手を出さず、子供達に考えさせるという趣旨だったので、
大人たちはハラハラしてつい口を出しそうになるのをぐっとこらえて見守ります。

娘は、同じ1年生の男の子、高学年のお姉さんたちと同じ4人のチームになりました。

手を洗ったら、最初は具材のきゅうりを切る所から。
1年生チームは、いきなり包丁で手を切りそうになってひやっとする場面もありましたが、
危ない場面は先生がしっかりレクチャーしてくれて、何とかけがはせずに済みました。
先生に言わせると、手を切ったり、痛い思いをして学ぶのも勉強のうちとのこと。
具材が切れたら次は卵焼き作り。
前回のオムライス作りが楽しかった娘は、
大きい子がいるチームでも積極的にやりたいと主張して、
卵を割ったり混ぜたりなど色々な事に挑戦していました。

味付けも自分達で相談しながらやるので真剣そのもの。

ガスの元栓も自分達で確認。
中には自宅がオール電化で普段はガスを使わないという子もいたので、
良い経験だなと思いました。


今回一番難しいのは卵焼きを焼く所。
先生のお手本をよく見てから協力して卵を焼いていきます。
最初は初めてのことに騒ぎながらやっていましたが、
先生のアドバイスを受けると次第にコツをつかみ、上手に巻いていました。 
卵焼き完成。大人でも顔負けなほどきれいに焼けました!
きれいな仕上がりに子供達も大喜び。
見ている親も、子供だけでここまでできるということに感動しました。

卵焼きは、
同じものを作ってもフライパン、流す卵の量、火加減などで
チームごと仕上がりが全く違うのが面白かったです。
薄く流しながら半熟状で巻いていくと薄い層が重なった仕上がりになり、
厚めに流しながらしっかり焼いていくと大きくて食べ応えのある卵焼きになるそうです。

具材を用意しているうちにご飯が炊けたので、今度は巻き寿司の要である酢飯作り。
すし
酢は先生が用意してくれましたが、ご飯にどれ位混ぜるかは自分達で味見しながら決めます。
すし酢がくさい!これくらいで良い、もっと入れた方がよいなど何度も味見しながら大騒ぎ。
具材とご飯が揃ったらいよいよ巻いていきます。
ここにも具材の並べ方、量、何を巻くかなどそれぞれの個性が出ます。
娘は、並べ方のセンスを先生に褒められて照れながらも嬉しそう。先生のおすすめは、
ベビースターラーメン、じゃがりこ、カッパえびせんなどのお菓子を一緒に巻く事。
お母さん達は、普段やらないことにえー!と驚きましたが、
普段家では絶対やらないことを試せるのも面白さの一つとのこと。
中には巻くだけでなく、大胆に太巻きの周りに盛り付けて楽しむ子もいました。

好きなものを入れて巻く時ももりもり!自由に思い切って作れるのが醍醐味です。
巻きすでしっかり巻いたら、今度は切っていきます。
切り口が出て来るとみんな大歓声。
先生がきれいな盛り付け方も教えてくれます。

とっても上手にできて良い笑顔!

お姉ちゃんたちの真似をして盛り付けにもこだわる娘。
皆の力作が完成!揃っていただきます。
半分は隣のチームと交換して、それぞれの食べ比べなどもしていました。
子供だけで来ていた子たちは、親にも食べさせてあげたいと持ち帰った子も多く、
娘もお母さんにあげたいと自分が作った太巻きを筆者に持ってきてくれました。
みんな自分達の出来に満足げな様子で、笑顔で美味しそうに食べていました。
その様子を見ていると、
親としても子供達だけでここまで出来たことにとても誇らしい気持ちになりました。
少し教えただけでどんどん吸収して自分の物にしていく子供ってすごい!
という先生の言葉が印象的で、失敗したり上手くいかないことがあっても
それを乗り越えていける子供のたくましい力を感じました。
参加するたびに新しい発見と成長があるワークキッチン。
子供の成長にとって貴重な機会を得られる場があることに感謝です。

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この記事のライター

奥牧双葉
奥牧双葉
長野県在住。一児の母。 製菓衛生師/只今、お菓子の企画・開発職として修業中。 これまでパティシエールとして働いてきた経験を活かし、大好きなお菓子作りや料理などを中心に、皆様に手作りの楽しさをお伝えしていきたいです。
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