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春の味覚わらび採り

筆者家族が田んぼや畑の手伝いに行く夫の親戚宅では、
裏山でわらびも採れます。
今年は、訪問したタイミングで
ちょうどわらびが沢山出ているよとのことだったので、
娘も連れてわらび採りに行きました。

親戚宅のすぐ裏手にある斜面を登ると、そこは一面のわらび畑。
昔、わらびを10株ほど植えたところ、どんどん増えて広がっていったそうです。
地面の枯草のようなものは、去年のわらびが成長してシダになり枯れたものです。

枯れたシダの間から太くて立派なわらびが顔を出しています。
大きさもちょうどよく食べ頃です。
 山菜採り初挑戦の娘は、採り方を教えてもらって収穫。
生えたばかりのわらびは柔らかく、子供の手でも簡単に折れます。
根元の方を一気に折るのがコツですよ。

収穫が面白くてどんどん採る娘。沢山採れました!


わらび採りの後、下の湧き水の所で自生しているクレソンも収穫しました。
クレソンも柔らかくて美味しそう。
娘は、クレソンが生える場所に住むかにも捕まえて、大興奮で遊んでいました。


わらびは、とてもアクの強い山菜なので、
そのままでは苦味やえぐみが強くて食べられません。
収穫したらなるべく早いタイミングであく抜きをします。
重曹などでもできますが、今回は昔ながらの灰を使ったアク抜きをします。
灰を使うとわらびの香りや味を損ないにくく、風味良く仕上がるという特徴があります。

洗ったわらびを鍋やバットなどに入れ、全体に灰をまぶします。

わかしたお湯をひたひたになるまで入れ、そのまま一晩(6~8時間)置きます。
浮き上がってくる場合は、重しをしておきましょう。


一晩置いたらアクの出た水は捨て、水がきれいになるまでわらびをよくすすぎます。

しっかりアクも抜けてきれいになりました。

きれいになったわらびは水につけ、冷蔵庫で1週間ほど保存できます。
長期保存したい場合は、塩漬けなどにするのがおすすめです。
筆者宅では、あぶらあげの煮物、中華おこわ、おひたしなどにしました。
茎が太いのに柔らかく、この時期だけの味覚がたっぷり楽しめました。
最近では、山菜採りをする経験もめったにないので、
子供にも良い食育になったと思います。

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この記事のライター

奥牧双葉
奥牧双葉
長野県在住。一児の母。 製菓衛生師/只今、お菓子の企画・開発職として修業中。 これまでパティシエールとして働いてきた経験を活かし、大好きなお菓子作りや料理などを中心に、皆様に手作りの楽しさをお伝えしていきたいです。
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